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小学1年生のパパやママにとって「全国統一小学生テスト」ってどうやって対策をしたらいいの? というのは大きな疑問かもしれません。

そこで6月に開催される「全国統一小学生テスト」の小学1年生の出題範囲と対策をご紹介します。

11月(小1)の出題範囲と対策はコチラ

全国統一小学生テストとは?

中学受験塾である四谷大塚が2007年に開始した全国の学習塾と提携して開催する無料の模擬試験です。全国47都道府県の2000以上の会場で6月と11月の年2回開催されます。

今回は、小学1年生の6月の受験のカリキュラムや勉強方法調査しています。

小学1年生の6月の全国統一小学生テストはどうやって受ける?

小学1年生の「全国統一小学生テスト」の試験科目は「算数」と「国語」の2教科で、それぞれ15分で100点満点の配点です。配点の80%が平均点になるように問題が作成されていることが発表されています。

テストの方法は記述形式のテストで、小学3年生からマークシート形式になります。

試験教科 算数・国語
型式 記述形式
配点 算数:100点(15分)

国語:100点(15分)

平均点 配点の80%が平均点になるように問題を作成

全国統一小学生テストの1年生の6月のテストの出題範囲

全国統一小学生テストの出題範囲は、「各学年1学期までの教科書の内容+応用力を試す問題」と発表されています。

教科書出版社の発表しているカリキュラム表をもとに小学1年生の1学期までの教科書の内容を具体的に見てみましょう。

東京書籍「新編 新しい算数」の小学校1年生1学期の学習内容からみた出題範囲予想

40までの数の数え方や構成、「右から〇番目」「左から〇人」といった順列、主に10以内の足し算と引き算時計の読み方を中心に出題がされることが予想されます。

足し算や引き算は、学校のように「〇+〇」だけでなく「〇+〇+〇+〇」などの問題や、右から〇番目、左から〇人について条件がいくつか設定される問題にも取り組んで慣れておくといいでしょう。

11月(小1)の出題範囲と対策はコチラ

小学1年生の1学期で習う算数の範囲(平成27年度用「新編 新しい算数」年間指導計画作成資料より)
  • なかまづくりと数/10までの数について,個数の数え方や数の読み方,書き方,数の構成などを理解し,数を用いることができるようにする。
  • なんばんめ/数を用いてものの順序を正しく表すことができるようにする。
  • いくつといくつ/10までの数の構成を理解し,数を多面的にみることができるようにする。
  • あわせていくつ ふえるといくつ/加法の意味と和が10以内の加法計算の仕方を考え理解し,確実にできるようにするとともに,それを用いることができるようにする
  • のこりはいくつ ちがいはいくつ/減法の意味と被減数が10以内の減法計算の仕方を考え理解し,確実にできるようにするとともに,それを用いることができるようにする
  • 10よりおおきいかず/40までの数について,個数の数え方,数の読み方,書き方,数の構成などを理解し,数を用いることができるようにする
  • なんじ なんじはん/時刻に関心をもち,時計から何時,何時半の時刻を読めるようにし,日常生活に生かすことができるようにする

光村図書「国語 上 一」の小学校1年生1学期の学習内容からみた出題範囲予想

平仮名がかけることはもちろん、文章が書けること、拗音や促音、助詞の「は・を・へ」の使い方などを問われる問題の出題が予想されます。

国語はカリキュラムから学習判断を判断しずらいですが、全国統一小学生テストの国語の文章題は各学年かなり長文が出題されています。

15分という短い時間内で、ひらがなや拗音、促音、助詞などの短問に対応する瞬発力と、長文読解にひるまずに挑戦できる問題慣れをしておくのがおすすめです。

小学1年生の1学期で習う国語の範囲(平成27年度用「国語 上 一」年間指導計画作成資料より)
  • 【関】教師の指示を聞いて楽しく活動し,絵を見て思ったことを話そうとしている。
  • 【話・聞】教師の問いかけを聞き,ふさわしい話をしている。
  • 【話・聞】絵を見て教師や友達に話すことを見つけている。
  • 【関】体験を生かしながら,場面に応じた言葉遣いを考えて話そうとしている。
  • 【話・聞】相手や場面に応じて,丁寧な言葉と普通の言葉を使い分けて,話したり挨拶をしたりしている。
  • 【話・聞】話し手の方を見ながら互いの話を集中して聞き,それぞれの場面の話題に沿って適切な言葉を考えてやり取りをしている。
  • 【関】知っている本や作品について話そうとしている。
  • 【読】教師の読み聞かせを,想像を膨らませながら楽しんで聞いている。
  • 【関】平仮名を丁寧に書こうとしている。
  • 【話・聞】名前カードを交換する際,友達と言葉のやり取りをしている。
  • 【書】語のまとまりを意識して書き,カードを交換して読み合っている。
  • 【言】「い・ち・ね・ん」と,自分の名前を平仮名で書いている。
  • 【関】場面に合う大きさの声を出そうとしている。
  • 【話・聞】場面に応じて適切な声の大きさを考えて話している。
  • 【関】楽しくリズムをとり,声に出して読もうとしている。
  • 【読】言葉のまとまりで区切って,はっきりした発音で読んでいる。
  • 【読】姿勢・口形に気をつけて「あ・い・う・え・お」を発音している。
  • 【言】「あ・い・う・え・お」の文字と発音を一致させて書いている。
  • 【言】文字には筆順があることを理解している。
  • 【関】1音1文字であることを意識しながら,既習の平仮名を使った言葉を進んで見つけようとしている。
  • 【書】P24・25に提示された文字や自分で考えた単語を正しく書いている。
  • 【言】1音1文字であることを理解している。
  • 【関】絵を見て分かることを話そうとしたり,問答を楽しもうとしたりしている。
  • 【話・聞】提示された「問い」「答え」の話型で話している。
  • 【話・聞】質問→答え→答えに応じる,というやり取りをしている。
  • 【言】主語と述語の関係に注意してやり取りしている
  • 【関】濁音を含む単語を書こうとしている。
  • 【書】濁音を含む唱え歌を考えて書いている。
  • 【言】濁音がつく文字の音と表記を理解し,提示された平仮名を書いている。
  • 【関】音の響きに気をつけて楽しく音読しようとしている。
  • 【読】場面の様子を想像しながら,言葉のまとまりで区切って,はっきりと声に出して読んでいる。
  • 【言】平仮名をすらすら読んでいる。
  • 【関】登場人物の行動や時間・季節の移り変わりについて気づいたことを話し,文章と挿絵の関わりを考えようとしている。
  • 【読】言葉のまとまりで区切ってはっきりと声に出して読んでいる。
  • 【読】自分の好きな場面を選び,想像を広げて音読している。
  • 【読】2枚の挿絵の違いから話の大体の流れを捉えている。
  • 【言】敬体で書かれた文章の内容を理解している
  • 【関】絵や日常の生活の中から「――が――。」の文になることを見つけて書こうとしている。
  • 【書】「――が――。」の文を書いている。
  • 【言】主語と述語の関係に注意して,句点を正しく使って文を書いている。
  • 【関】促音や半濁音のある言葉を集めようとしている。
  • 【書】促音や半濁音のある言葉を正しく書いている。
  • 【言】促音,半濁音の表記を理解し,正しく書いている。
  • 【関】気持ちとそのわけについて,進んで話そうとしている。
  • 【話・聞】絵を見て想像したことや自分の経験をもとにして,話すことを決めている。
  • 【話・聞】気持ちを先に話し,その後にわけを話している。
  • 【言】言葉には,経験や気持ちを伝える働きがあることに気づいている。
  • 【関】長音のある言葉を集め,正しく書こうとしている。
  • 【書】語と語の続き方に気をつけて,「―を―する。」という文を書いている。
  • 【言】長音の表記と助詞「を」の用法を理解し,正しく文の中で使っている。
  • 【関】文章の内容や,「問い」と「答え」という形式に興味をもって読もうとしている。
  • 【読】「なんの―でしょう。」という問いと,それに対する答えを捉えている。
  • 【読】自分の経験や知識を生かして説明内容を正しく捉えている。
  • 【書】呼応関係に注意して,問いと答えの文を書いている
  • 【言】敬体の文章に慣れるとともに,助詞「は」を文の中で正しく使っている。
  • 【関】拗音のある言葉を集め,正しく書こうとしている。
  • 【書】語と語の続き方に気をつけて,「――へ――。」という文を書いている。
  • 【言】拗音の表記と助詞「へ」の用法を理解し,文の中で正しく使っている。
  • 【関】体験を思い出して話そうとしている。
  • 【話・聞】自分の体験を詳しく思い出し,それをもとに話を組み立てている。
  • 【話・聞】話す声の大きさや速さ,姿勢や口形に気をつけて話している。
  • 【話・聞】話し手の方を向いて,興味をもって聞いている。
  • 【言】言葉で体験を伝えることができることに気づいている。
  • 【関】言葉のつながりのおもしろさに気づき,楽しんで読んだり書いたりしようとしている。
  • 【話・聞】はっきりした発音と口形を意識して声を出している。
  • 【読】言葉のまとまり,リズム,繰り返しなどを楽しんで音読している。
  • 【言】拍と表記の関係に気づいている。
  • 【言】平仮名の清音の大体を,母音を意識して正しく読んでいる。
  • 【関】観点を立てて,対象を丁寧に観察し,適切な言葉で記録しようとしている。
  • 【書】教科書の観点を参考にしながら,丁寧に観察して,書く材料を集めている。
  • 【書】教科書の二つの作例の書き方の違いに気づき,どちらかを選んで同じような形式で書いている。
  • 【言】観察したことを記録するための観点について理解している。
  • 【関】役割を決めて楽しんで音読しようとしている。
  • 【読】繰り返しや七五調のリズムなどを楽しんで音読している。
  • 【読】場所,人物,出来事に注意して読んでいる。
  • 【言】様子を表す語句,動きを表す語句,気持ちを表す語句があることに気づいている。
  • 【関】説明の方法を知り,「たからもの」を友達に教えようとしている。
  • 【話・聞】説明のために必要な事柄を集め,順序立てて説明している。
  • 【話・聞】二人組で相談するとき,グループで発表するとき,それぞれに適した声の大きさや言葉遣いで話している。
  • 【話・聞】相手が伝えようとしていることを,興味をもって聞いている。
  • 【言】言葉には,事物の内容や自分の経験を伝える働きがあることに気づいている。
  • 【関】「は・を・へ」の使い方に注意しようとしている。
  • 【書】語と語の関係を把握し,助詞「は・を・へ」を正しく使って文を書いている。
  • 【言】助詞「は・を・へ」を文の中で正しく使っている。
  • 【関】好きなことを書いて知らせることに興味をもち,進んで書こうとしている。
  • 【書】教科書の例文に準じて,理由が分かるように書いている。
  • 【書】書いたものを友達と読み合い,内容について感想を伝えている。
  • 【言】主語と述語の関係に注意し,句読点を正しく用いて書いている。
  • 【関】物語を読み,進んで音読を工夫しようとしている。
  • 【読】繰り返しの言葉やリズムを楽しんで音読している。
  • 【読】場面の様子や登場人物の動きを想像して,声の出し方を工夫したり動作を考えたりして音読している。
  • 【言】誰が何をしたかを理解している。
  • 【関】進んで本を選んで読もうとしている。
  • 【読】自分の読みたい本を選んで読んでいる。
  • 【読】選んだ本のおもしろい点や楽しく感じる点を見つけている。
  • 【言】本の中の平仮名を正しく読んでいる。
  • 【関】自分の体験を思い出し,友達に伝えるための文章を書こうとしている。
  • 【書】体験を詳しく思い出して,書くことを集めている。
  • 【書】体験とそのときに感じたことを三文程度で書き,書いたものを読み合っている。
  • 【言】長音,拗音などの表記や助詞「は・を・へ」を正しく文の中で用いている。

※【言】・・・言う、【書】・・・書く、【読】・・・読む、【関】・・・関心、【話・聞】・・・話す、聞く

全国統一小学生テスト3つの対策

小学校に入学したばかりの小学1年生の6月の受験について、全国統一小学生テストの対策はどのようにしたらいいのでしょうか? 3つの方法をご紹介します。

対策1 無料! 全国統一小学生テストの対策授業に参加する

四谷大塚や早稲田アカデミーでは、全国統一小学生テストの申込者を対象に無料の対策授業を行っています。算数・国語で合計120分程度の授業が行われ、対策問題が配布されます。

申込み時に一緒に申し込む受験者が多く、4月末に申込みがスタートする6月のテストでは、5月中の土曜・日曜を中心に3回程度設定されます。

定員制の対策授業のため、早めの申込みがおすすめです。

対策2 親子で勉強する

出題範囲を参考に、親子で勉強するファミリーも多いようです。

全国統一小学生テストの特徴は、受験生が非常に多く、最難関校の中学受験対策を早い時期から進めている子どもも、学校の授業以外の勉強はまだこれからという子どもも受験をする幅広い受験生が受験するテストであること。

計算や漢字などの知っていればできるものから、中学受験に特有の問題まで出題される問題の幅も広くなっています。

まずは、確実にとれる問題で確実に得点する力をつけ、余裕がある場合は「最レベ問題集」や四谷大塚の問題集である「はなまるリトルシリーズ」などにも取り組みましょう。

対策3 四谷大塚や早稲田アカデミーに入塾する

全国統一小学生テストを主催する四谷大塚や、提携する早稲田アカデミーでは普段の授業から「はなまるリトルシリーズ」などのテキストを使った授業が行われています。

また、全国統一小学生テストの会場も四谷大塚や早稲田アカデミーの教室が使われることも多くなっています。

全国統一小学生テストを主宰する四谷大塚、東進ハイスクールなどが所属するナガセの永瀬昭幸社長は、全国統一小学生テストをはじめた理由について日経新聞の取材に対して、

受けやすくして埋もれている才能を発掘したいのです」「(全国テストは1回で5億円ほどの出費だが)後でグループの塾に入る子も多くあまり足が出ません」と語っています。※

全国統一小学生テストの対策のために四谷大塚に入るというのは本末転倒ではありますが、テストを機会に四谷大塚や東進ハイスクールを知り、納得した上で入塾を決めているファミリーが多いというのも事実です。

全国統一小学生テストの復習法

全国統一小学生テストの復習はどのようにすると、より子どもの力を伸ばすことができるのでしょうか。ポイントをご紹介します。

復習1 無料! 見直し解説授業に参加する

全国統一小学生テストでは、テスト後に「見直し解説授業」が行われています。事前の無料対策授業、テスト、見直し授業とセットで参加すれば、全部で3回、全国統一小学生テストの会場に足を運ぶことになります。

回答も配布されますが、参加することで特に算数などは自分の子ども以外の子どもの考え方や類題に触れることができおすすめです。

復習2 テスト当日に親子で解く

全国統一小学生テストの算数の後半の大問2問や、国語の長文読解などはかなりハイレベルな問題が出題されます。

テスト当日に、まずは親子で問題に取り組みテストの時間の中での子どもの様子や考え方を再現し、どのように考えていたのかを把握することで、子どもの良い点を今後更にのばしていく視点を得ることができます。

復習3 テスト返却後や、次回テストの前に再度解く

テスト当日に親子でテストに取り組んだら、次はテスト返却のタイミングで改めて復習したり、次回の全国統一小学生テストの前に少し時間をおいて前回の問題を時間を計って解く時間を持つのもおすすめです。

全国統一小学生テストの準備や復習に最適な問題集を口コミでチェック!

「はなまるリトルシリーズ」も「最レベ問題集」も非常に評判がよく成果が出る問題集として知られています。

下記のリンクからは口コミもチェクができるので、実際にこの問題集を使って結果を出したファミリーの学習方法やスタンス、親の悩みなども知ることができます。

小1で受験!全国統一小学生テスト(11月)の出題範囲や傾向と受験対策


【引用】

※2012/12/11 日本経済新聞 プラスワン

http://style.nikkei.com/article/DGXDZO49297320X01C12A2W14001?channel=DF210220171905&style=1

【どうする?】全国統一小学生テスト対策講座へ行ってみる(小1・6月)