雪が降ると、子どもとソリ遊びをしたくなりますね。でも雪があまり降らない地域ではどこの家庭でもソリを持っているというわけではないかもしれません。そんな時におすすめなのが、家にある材料だけで簡単にソリを作る方法。
今回は家庭にあるもので、どこまで快適に滑るソリが作れるのか実験しました。また記事の後半では作り方も丁寧に紹介します。
ソリ実験 家庭にある素材・材料でよく滑る米ソリを作れるか試してみよう!
今回の実験で試したのは以下の3つのソリ。どれもよく家庭にあるもので作ったものばかり。
- ソリ1 ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」
- ソリ2 ダンボールをスーパーのレジ袋で包んで作った「レジ袋ソリ」
- ソリ3 比較的大きな缶の蓋に紐をつけてソリにした「缶の蓋ソリ」
実験の方法 3種類のソリを作り実際に滑って実験
子どもと一緒に3種類のソリを実際に乗り比べて実験しました。
実験の結果 断トツによく滑ったのは、ソリ1ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」
実験映像 ソリ1 ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」
実験映像 ソリ2 ダンボールをスーパーのレジ袋で包んで作った「レジ袋ソリ」
ソリの種類 | 子どもが乗って実験 | 大人が乗って実験 |
ソリ1 ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」 | とても良く滑る | とても良く滑る |
ソリ2 ダンボールをスーパーのレジ袋で包んで作った「レジ袋ソリ」 | やや滑る | 比較的すべる |
ソリ3 比較的大きな缶の蓋に紐をつけてソリにした「缶の蓋ソリ」 | あまり滑らない | あまり滑らない |
今回実験した3つのソリで、断トツによく滑ったのは、米袋で作ったダンボールソリでした。続いてスーパーのビニール袋(レジ袋)で作ったソリ、缶の蓋で作ったソリと続きます。
作り勝手も米袋(ダンボールソリ)が最もよく、1回の雪遊びで15回程度滑っても壊れる気配もありませんでした。
ソリ1 ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」の作り方
一番よくすべったダンボールで米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」の作り方です。
材料
- 米袋(10キロ)
- ダンボール
- ゴミ袋
- 紐
- セロハンテープ
- ハサミ
材料の米袋は10キロでなければいけないということはありまえんが、10キロが作りやすい大きさのため、多くの場合10キロの米袋がすすめられています。
10キロのものがおすすめな理由は以下の作り方の4の部分で、袋の口を折り曲げて紐をつることができる点です。
作り方(手順)
1.ダンボールをソリの大きさに整形します
最低限お尻が乗る大きさであればソリとして乗ることができます。大きさは使うダンボールの折り目や切り目を利用して作るのがおすすめです
また、北海道地方ではこの段階でダンボールをタオルで包んだり、エアクッションで包んだりしてクッション性をよくして使う場合が多いようです。
2.(1)をごみ袋でくるみます。
今回は、外側に使用する袋(米袋)が破れてしまうケースがあることも想定して二重にするという意味でまずはビニール袋でつつんだものを米袋で包みました。
使用感としては、米袋は非常に上部なため、1日の使用などの場合はこの工程を省くことも可能です。
3.(2)を米袋で包みます
(1)で作るダンボールの土台の大きさは、少なくともこの工程で米袋に入る大きさにしておくことがおすすめです。
4.持ち手にする紐を輪にしておきます
今回は、安価で簡単にできて持ちやすいという意味で、ビニール紐を二重にして使いました。
多くの記事では手芸用の幅広のテープを使ったり、ビニールテープを三つ編みにして太くして使うなどの場合もありました。
5.(2)の袋の口部分をおりまげて持ち手をとめ、テープでとめます
袋の口部分を折り曲げてセロハンテープで留め、持ちてを固定します。
この時注意することは、紐が出ている部分を意識的にしっかりと固定をすること。このソリが壊れるときの多くは持ち手部分の破損です。
ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」を作った感想
米ソリの口部分を折り曲げて持ちてを固定するときに、10キロサイズの米袋が多くの場合選ばれている理由が分かったような気がしました。米袋はマチのない平たい袋のため、作るときにも扱いが便利な点も良かった点です。
ソリ2 ダンボールをスーパーのレジ袋で包んで作った「レジ袋ソリ」の作り方
材料
- スーパーのビニール袋(レジ袋)
- ダンボール
- ゴミ袋
- 紐
- セロハンテープ
- ハサミ
ダンボールを米袋でくるんで作った「米ソリ(ダンボールソリ)」との違いは、一番外側部分が、米袋かスーパーのビニール袋(レジ袋)かという点です。
作り方(手順)
1.ダンボールをソリの大きさに整形します
ダンボールを切ったり折り曲げたりしてソリの土台を作ります。
この後の工程を考えると、ダンボールが動かないようにテープで固定しておくのがおすすめです。
2.(1)をごみ袋でくるみます。
スーパーの袋(レジ袋)がすべっているうちに破れてしまうことを想定して二重にするという意味で米袋のソリと同様に二重にしました。
3.(2)をスーパーのビニール袋(レジ袋)で包みます
スーパーの袋(レジ袋)はマチがある作りのため、きれいに包むのが少し難しく感じます。
4.持ち手にする紐を輪にしておきます
持ちてを固定する部分がスーパーのビニール袋(レジ袋)の場合、少しスペースが少なく感じます。
5.(2)の袋の口部分をおりまげて持ち手をとめ、テープでとめます
ソリと持ちてをしっかりと固定します。
ダンボールをスーパーのレジ袋で包んで作った「レジ袋ソリ」を作った感想
米袋とスーパーのビニール袋(レジ袋)で作り勝手を比較すると、マチのないストンとした形状から、スーパーのビニール袋(レジ袋)のほうが米袋より作りにくい印象がありました。
ソリ3 比較的大きな缶の蓋に紐をつけてソリにした「缶の蓋ソリ」の作り方
お菓子などの入った大きな蓋を使って簡単に作るソリです。
材料
- 缶の蓋
- 紐
- ハサミ
ものすごく速く滑るソリではありませんが、最も簡単に、少ない材料で作ることができるソリです。
作り方(手順)
缶に十字に紐をかけて持ちてをつければ完成!
比較的大きな缶の蓋に紐をつけてソリにした「缶の蓋ソリ」
スピードはでませんが、最も簡単に作ることができるという意味で、首都圏で1日2日雪がふった時に使うにはおすすめです。