サピックス生向けに行われた「鎌倉女学院」の学校説明会に参加しました。鎌倉駅から歩いていける距離にあり、鶴岡八幡宮や高徳院などの観光名所も徒歩圏内。
また、近年では横浜近郊の女子校として進学率を急激に伸ばしていることでも注目が集まる学校です。
サピックス生が「鎌倉女学院」を選んだ2つの理由とは?
サピックス生向けの学校説明会ということもあり、サピックス教育部からサピックス生アンケートからみた「鎌倉女学院」を選んだ理由から説明がありました。
鎌倉女学院にサピックス生が進学する理由1) 英語教育の充実
卒業までに英検2級までほぼ全員が取得。海外の学生との文通を行ったり、地の利を生かして外国人観光客を英語でガイドする研修や、英語は英語で理解するという授業のスタイルなどがポイントとなったという答えが多かったそうです。
鎌倉女学院にサピックス生が進学する理由2) 鎌倉という地にある
「鎌倉学」というオリジナルカリキュラムを通じて中学では日本文化を理解するところからはじまり、自国への理解を持って高校ではグローバルな視点を身につけていく6年間のプログラムがあることもポイントにあがったようです。
「鎌女」は「鎌倉女学院」?「鎌倉女子大 中等部・高等部」?
横浜市に住んでいると、女の子の進学先のひとつとして「鎌女」(かまじょ)というフレーズがよく出てきます。鎌女と呼ばれそうな学校が2校あるため、どちらのことを言っているのだろう? と、思うこともあったのですが、今回調べていると、鎌倉女学院のことを指すことの方が多いようです。
とはいえ鎌倉女学院には大学がなく、大学生が「鎌女」と名乗る場合は「鎌倉女子大」のことを言うようです。インスタグラムのハッシュタグ「#鎌女」は、鎌倉女子大のもののボリュームが多くなっていました。
創立年や、進学率は開きがあるようでした。
鎌倉女学院の特徴 校長先生のお話より
校長先生のお話では3つの大切にしていることがあげられていました。
- ポイント1 中1から高校生まで基礎はしっかりと学び残しがないようにすること
- ポイント2 中高6年間でスポーツから芸術まで幅広い教養を身につけること
- ポイント3 古都・鎌倉の学校であるということ
「鎌倉学」という鎌倉女学院独自のプログラムを中学時代に行うことで、日本や日本文化への理解を深め、この経験をもとに思考力や判断力、表現力の涵養へとつなげていくことは、校長先生のお話以降も何度も強調がされていました。
中1の鎌倉市内の企業での研修にはじまり、外国人観光客への英語によるガイドなどは生徒たちが喜び積極的に取り組むプログラムだそうです。
鎌倉女学院を選んだ理由に鎌倉にある学校であることをあげている受験生が多いこと、また当日配布された資料の中の鎌倉学の説明からもなみなみならない思い入れが感じられました。
昨年に引き続き、鎌倉女学院高校の1年生2名が鎌倉国宝館にて職場体験を行いました。「鎌倉国宝館ではどんなお仕事をしているのだろう…?」博物館のウラと学芸員のワザを学んだ3日間でした。
そんな高校生達のつぶやきを順次お披露目します。どうぞお楽しみに! pic.twitter.com/LoPZfP8m5R— 鎌倉国宝館 (@kamakura_museum) August 26, 2018
鎌倉女学院 大学進学実績
進学実績についてのデータも解説がありました。高校1年~高校3年までの10段階評定の平均値をとり、各大学の受験者と合格者を比較した表の受験者と合格者のボリュームが逆転したポイントが示されました。
- 早慶上智 平均3.5~6
- GMARH 3前後
平均3以上を取っていくことで、GMARCH以上を狙える可能性が高くなるようです。
理系志望者が増加
近年では理系志望者が急激に増加しているという点も強調されていました。
高校2年生までは理系を志望する生徒が半数をしめるほどのボリュームになっているそうです。
鎌倉女学院の英語で大切にしている2つのこと
英語教育で重視されている2つのこととしては2点があげられました。
- ポイント1 Communicative
- ポイント2 Global
授業は、小テスト→ききとり→文字→口頭→宿題→復習のサイクルを徹底して行い、小テストなどでも追試や補習を行うことでフォローがされます。
また、鎌倉女学院の英語では伝統的に和訳よりも、情報の輪郭とつかんで利用することが重視され、Readingマラソン、校内での暗唱コンテスト・スピーチコンテストも行われています。
ベネッセの英語レベル「CEFR(セファール)」でいうと現状はB1程度のものをB2ぐらいまであげていくことを目指していこうとしているそうです。
CEFR(セファール)のB1、B2とは?
鎌倉女学院 制服
リボンの結び方に特徴のあるセーラー服が鎌倉女学院の制服です。
昭和40年頃の鎌倉表駅。制服の女の子たちは鎌女(鎌倉女学院)の生徒だろう。ぼくと親しい澁澤龍彦夫人の龍子さんも鎌女出身。 pic.twitter.com/1tch3bR5Jd
— 秋山真志 (@masashi_akiyama) June 21, 2018
鎌倉女学院の塾別偏差値/サピックス・四谷大塚・日能研
サピックス | |
四谷大塚 | 55 |
日能研 | 55 |
「鎌倉女学院」の塾別合格者数/サピックス・四谷大塚・日能研
サピックス | 64 |
四谷大塚 | 68 |
日能研 | 115 |
「鎌倉女学院」の全体の印象
一言で言えば、とても女子校らしい女子校という印象を受けました。
真面目で誠実、つつましく、でも一方でしっかりとした基礎学力や知識を身に着けられるという印象。
親の目線で言えば、丁寧に育ててもらえる、生徒に徹底してチャンスや提案をしつづけてくれる、小規模な校舎で家族のように育てられるのではないかということも感じました。
卒業生かな?という女性の先生が多い
学校説明会で校内を案内してくださる先生は卒業生かな? という印象を受ける女性の先生ばかりで、年齢にかかわらず信頼ができる印象がありました。
2019年中学入試で多数出題されたこちら
リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュhttps://t.co/ReAU8HcOUT
栄光、海城、桐朋、城北、成城、鎌女、早実
異文化理解、同調圧力、個性、和解、葛藤
ありとあらゆる要素が含まれたぜひ読んで欲しい名著とのこと
四谷の入試報告会にて
— 知識ゼロからの中学受験からのヨレヨレ日記 (@kidsedujapan1) March 2, 2019
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