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2月半ばに中高一貫校生向けの英語塾に申し込みをしたところ、すでに春期講習がいっぱいでキャンセル待ち17番になってしまいました。4月からの受講のキャンセル待ちを続けるためには、入塾テストで合格点を取らなければいけません。

2月5日以降すぐに塾を検討すればよかったと言うのが心からの反省。

塾からは自宅から1時間ほどかかる都内の春期講習か、オンラインの春期講習をとって入塾テストを受けるように提案されましたが、どちらもあまり現実的には思えませんでした。

中学受験終了後、中学受験で得たものを感じるタイミング

娘と相談した結果、「自分で勉強して受けてみよう」ということになりました。テスト範囲を塾に質問したところ「実力テストです。春期講習を受けてください」と言う答えでどのような問題が出るのかや、問題構成は教えてくれません。対応して下るのは、講師ではなくて窓口のスタッフの方なので、応えにくい様子。

思い返せば、春期講習の説明会では講座の全体的な説明だったため、具体的に何を5日間の講座でどう学ぶのかは説明がありませんでした。

春期講習のパンフレットをチェックしたところ少しだけカリキュラム内容が書かれていました。このぐらいの記述でひとまずいいに違いない申し込むぐらい中学受験の塾信仰が染み付いているのかもしれません。

中学受験で得たもの(1)現状のネガティブな面を受け止める力

ひとまず、娘と該当箇所「be動詞の使い分け」を手持ちの問題集でチェックしてみました。

「be動詞ってどんな種類があるんだっけ?」

「?」

「be動詞は中学受験前の英語教室でもやっていたし、それにあなたこのテキストのこの部分自分で勉強してわかったー! って言いに来たじゃない」

「・・・」「解説を読むのが面倒だったから、解説を読まずにCDをきいて音読して、何となく問題解いたら解けてたらいいかなって思っていたんだよね」

「もうっ。勉強は自分で理解して場合わけして、それを絶対に間違えなくなるまで技化するのを中学受験で学んだんじゃなかったんだっけ?」「中学受験の時に、意味やコネクトを関係なく理科の現象を『全部暗記するから考えたくない』って言って無理だったことを思い出して、次に生かして欲しいよ〜」「テストは申し込んであるから、どうやって受けるか考えてやってみてよ〜」

と、言ってしまいました。我ながらウザイ親です。

中学受験の時であれば、この後、私もすぐにでも何とかしなければと言う気持ちでここで喧嘩になったものですが、このぐらいの話をしたところで自分の仕事に戻っていると自分で部屋にこもって解説を読んでCDをきいていました。

中学受験で得たもの(2)ネガティブな面を改善する行動力

小一時間すると「ママーわかった! be動詞って主語が何かによって使い分けるんだわ。もう完璧! テストしていいよ」とご機嫌ででてきました。

テストしてみると、半分ぐらいは口ごもったり間違えたりするのですが、「ママ嬉しい。自分で行動できるようになるんだね!」とこちらも素直に言っていました。

考えてみれば、公文の英語も小3まで通っていた英語教室も「文法」という名前で詳しい解説は行いません。

文法項目を覚えてテストされると言う感覚も持っていなかったかもしれないな。と、思いました。

中学受験で得たもの(3)勉強やプロジェクトの親子の共通言語や経験

今回は、お互いに余裕があると大人が怒ったり、子供が泣いたりせずに時間をおいてコミュニケーションが取れるし、何より一緒に中学受験というプロジェクトをやった後なので、取り組み方の知見や共通認識があるので、会話もしやすくなることを感じました。

「うーん。後2週間でこの範囲をマスターしたというのは、どういうテストにどう答えればいいってことなんだ?」

と言っているのを聞いていると、中学受験の3年間あれだけ勉強して色々なことがあると、勉強することの解像度が上がっているのを感じます。

東大生や塾の先生の勉強方法の本を読んでいると、感じるのがこの「解像度」で、勉強するということに色々な要素があり、それをどう受け止めて自分らしく技化したかを追体験できます。

最近こういった書籍を何冊か子供の本棚に入れました。少しずつこういった本も読んで欲しいです。