中学受験をしない子どもであっても、学校で受験する文部科学省主宰の「全国学力・学習状況調査」や、四谷大塚の「全国統一小学生テスト」など、小学生時代から「模試」を受ける機会が増えています。

最近話題になった「世界に通用する一流の育て方」の著者、廣津留 真理さんは、著作の中で模試にかける時間は無駄だと言いきっていましたが、なかなかそこまで言い切れないのが、普通のパパやママの本音かもしれません。

せっかく受験した「模試」だから、その結果を受け止めて、子どものより深い学びへつなげたいう時はどうしたらいいのでしょうか? 特に小学2・3・4年生の子どもたちにとっての正しい模試の受け方を日能研の保護者会をもとに5つのポイントにまとめました。

「模試」を受けた後、結果が出るまでにすることは?

1)一緒に解いてみる

授業を受けた後に行う学校のテストと違い、模試は「未知なる問題」に出会う機会です。ここで育みたいのが子どもたちが「未知」の問題に向き合う姿勢や力を身につけること。

結果が出るまでの間のなるべく早い時に、パパやママ、子ども、おじいちゃん、おばあちゃん、家族みんなで問題に取り組んでみましょう。

慣れない場所で見慣れない問題にドキドキしていた子どもたちも、自宅のリビングでなら安心して取り組むことができます。

また、パパやママたちが自分の問題に一緒に取り組んでくれる応援団なんだということが伝わり、模試の結果と向き合う気持ちを、より前向きにすることができます。

2)模試の時の子どもの様子を再現する

一緒にリラックスして取り組んでみると、「模試」の時の子どもの様子を一緒に再現して知ることができます。

途中までの考え方はあっていたけれど、計算ミスをして×になっている。前半に出題された難しい問題に夢中になって時間切れとなった。など、間違ったケースもさまざまです。

模試の時の様子を再現することで子どもの心の様子や模試の中で起こっていたことを親が把握することができます。

「模試」を受けた後、結果が出た後にすることは?

1)正解であっても、正答率30%前後の正答率の低い問題にはもう一度向き合う

30%前後の正答率の低い問題は。正解していてもどのように考えたのか、考えた道筋はあっているのかを勇気をもって確認しましょう。

 

例えば5つの中から正解を選ぶ選択問題に、あてずっぽうに答えを書いて正答できる可能性は20%前後です。

そう考えると、20~30%の正答率というのは、子どもたちにとってかなり難易度の高かったひっかかりやすい問題だったと言えます。

このような問題にもう一度向き合うことは、子どもにとってなかなかに辛い再現になるかもしれませんが、だからこそ、子どもの実態を正確に知ることができるポイントになります。

2)友達の記述例などを見る

模試の回答には、実際のライバルたちの回答の中から模範回答がわかる場合があります。

そのようなときは、是非チェックして自分の考えてと比較したり、模範回答者はどのように考えて正解にたどりついたのかを、親子で話しあったりするのもいいですね。

3)考え続けることで学ぶ楽しさとはどのような状態なのかを知る

難しい問題を解くことの「楽しさ」とはどのようなものでしょうか?

すらすら解けて楽しい、ルンルン! 記号でいえば「♪」でしょうか? それとも、「うーん」「うーん」「うーん」、何か気になる、むずむずするという状態でしょうか?

この場合の「楽しさ」とは、後者の「うーん」「うーん」「どうなんだろう?」「こうかな?」「これがだめならこっちの方法かな?」「もっと簡単に解決できる方法はないかな?」と、取り組んでいる後者になります。

模試の後も骨のある問題などは、このようにして考え続ける時間を持つことができれば、模試をより効果的に子どもの心の成長につなげることができます。

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