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長男、次男、三男の男の子、2017年4月には末娘も東大理科Ⅲに合格させ、「佐藤ママ」と親しまれる佐藤亮子さんが、4月6日放送の『バイキング』(フジテレビ)、3月31日増大号の『週刊朝日』で、男の子と女の子では受験スタイルが大きく違うことをかたりました。

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「佐藤ママ」の受験とは?

佐藤亮子さんは関西在住の3男1女の母。子どもたちが楽しく勉強できるように生活リズムの立て方から受験勉強まで徹底サポートし、男の子は全員、灘中から灘高、東大理Ⅲへ進学。2017年3月の大学入試では、長女も東大理Ⅲへ合格し注目を集めるスーパー受験サポートママ。

「子どもが勉強している間は寝ない」「受験生に恋愛は必要ない」などの名言で知られています。「受験は親が9割」(朝日新聞出版)などのロングセラーでは、具体的な子どもたちとの関わりがつづられ、人気を集めています。

「受験は親が9割」中学受験生向けページ目次抜粋

<基礎学力>難関中学に合格したいなら、基礎学力が大切
<国語>お母さんの音読がとっても効果的
<社会><理科>歴史は漫画、地理は「るるぶ」、理科は植物図鑑が役立つ
<算数>ノートは1問1ページ。拡大コピーで難しい問題も易しくなる
<参考書>あれもこれもと欲張らず、ひとつのテキストをしっかりやる

それでは早速、「佐藤ママ」が語った男の子と女の子の受験の違いをみていきましょう。

男の子の受験と女の子の受験では「体力」が違う

『バイキング』でも『週刊朝日』でも、佐藤ママが真っ先にあげているのが、男の子と女の子の体力の違いです。

「男の子は直前の猛勉強で学力が伸びました。娘はそんな風に無理はできないとわかっていたから中1から早めに通わせました」(佐藤ママ 『週刊朝日』)

佐藤家の男の子と女の子の勉強時間(例)

男の子 女の子
勉強時間 15時間/日 10時間/日
睡眠時間 7~8時間/日 9~10時間/日
受験勉強スタート時期 鉄緑会/中3~高1 鉄緑会/中1
タイプ 追い込みが効く/短期決戦も可能 長期戦

部活についても、長男は高3の夏までサッカー、次男は中3まで軟式野球、三男は高2の夏まで卓球に打ち込み、受験勉強をしながら部活動を行う「体力」があったといいます。

確かに、男の子と女の子の体力差は受験サポートをする親として頭にいれておきたい点ですね。

男の子の受験と女の子の受験では「ママの意見の受け入れ方」が違う

また、長女の高3の夏休みには「塾の夏季講習」を受講するかどうかで、母と娘の意見が対立しました。

上の息子3人は佐藤ママのアドバイスを素直に受け入れて夏期講習を受講せずにインターネットで取り寄せた過去の模試を使って自宅で勉強していたため、佐藤ママは娘の「夏期講習に行きたい」という要求にとまどったといいます。

最終的に、この時はすでに進学している息子たちが間に入り、二日間だけ夏期講習に行くということで母と娘の間をとり解決しました。

ママー娘、ママー息子、パパー息子、パパー娘の組み合わせによっても、意見を一つにしていくときのアプローチが変わる可能性があります。

家族運営はチーム運営なんだと改めて考えさせられるエピソードです。

男の子の受験と女の子の受験では「スケジュールの立て方」が違う

意外な点で佐藤ママが男の子と女の子の受験の違いとしてあげたのが、男の子と女の子では生活スタイルが違うため、スケジュールの立て方が違うという点です。

男の子 女の子
お風呂 40分
ドライヤー 5分 40分

起きた瞬間から分単位でスケジューリングされた予定にしたがって生活や勉強をすすめるのが「佐藤ママ」のスタイル。

このスタイルの中では、お風呂やドライヤーに40分以上かかる女の子の生活スタイルに最初は「早く!」「早く!」とイライラすることもあったと言います。

しかし、長女が「髪の毛がきれいだと今日も1日頑張ろう」という気持ちになるの! という長女の言葉を聞いて、女の子にとって大切なことと男の子にとって大切なポイントに気づき、お風呂の時間には文句を言わず、ドライヤーは佐藤ママが助けて、ドライヤーをかけている間に長女が英文を覚えるなどのスタイルになったそうです。

家族で探そう”我が家の受験のスタイル”!

受験を成功に導いた「佐藤ママ」のスタイル。そのまま真似てみるのもよし、参考にしながら”我が家の受験スタイル”を探していくのもよし。

先輩ママの例として、参考にしたいですね。

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