昨日、サピックスの説明を聞きに伺いました。知りたかったのはサピックスの合格率の高さはどのようにしてうまれるのか? という点。
ストレートに「どうして成果がでているのでしょう?」と質問してみました。
ポイント1.国語の語彙の基礎をきちんと学べる
4年生からの授業は知識分野・短文読解を学ぶA授業と長文読解・記述を学ぶB授業に分かれています。
テキストもA授業用とB授業用に分かれており、国語のA授業のテキストに「コトノハ」という語彙に特化したテキストがありました。
「最近の入試問題では記号問題や単純な知識を問う問題よりも、語彙力の土台の上にしっかりした読解力を求められているものが多く、そのために新たに開発したテキスト」とのことでした。
短い文章に知っておきたい語彙やことわざを盛り込み、言葉の成り立ちや漢字の構造を文章の中で理解しながら子どもたちが知識として身につけるようになっています。
●●の意味⇒○○○○○○○○○○○○
という覚え方ではなく、
●●の意味⇒国語Aテキストの「コトノハ」の中の■■をテーマにしたあの文章の中で●●として使われていたから○○○○○○○○○○○○
という覚え方、身につけられるテキスト。
●●の意味⇒○○○○○○○○○○○○という覚え方であれば、わざわざ塾でなくてもできるので、塾でしか出来ない方法で、よりその言葉を使う状況を踏まえて徹底的に語彙を身に着けていくことができるのは嬉しいですね。
ポイント2.自分で再現可能な読解力をつけられる
長文読解・記述を学ぶB授業のテキストで印象的だったのは、長文を穴埋め式の文章構造に落とし込んで理解をしてく部分があった点。
また、記号や言葉で答える問題はもちろん記述問題の割合が非常に多かった点です。
ポイント4.少人数制の授業である
授業では記述問題を中心に20人ほどのクラスでどのように考えたか、どう感じたかを意見を引き出しながら授業がすすめられるようです。
「少人数制の授業なので、長文読解の問題に1人ひとりの子どもたちがどのように解答しているのか、教師がクラスを回りながら見ていくのが特徴です」
というお話しもあり、どうしてもひとりよがりになってしまいがちな国語を自分の問題として主体的に子どもが取り組めるように検討がされている印象を受けました。