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小5の夏休み明けから、怒涛のようにスタートする歴史の授業。もうまったくついていけません! 子供の問題点と対策を検討中のまとめです。

歴史についていけてない子供を観察して気づいた3つのこと

歴史の授業で大変な3つのポイント
  • 進度が速い
  • 初めて習う言葉が多い
  • 漢字が大変

 

大変な理由①進度が速い/夏休み明けから冬休みまでに戦前までを終了

小4から小5の夏休みの1年半、じっくり社会に取り組んで来た子供を待ち受けていたのが、夏休み明けから毎週怒涛のよう進む歴史の授業でした。

塾の保護者会では「子供たちは小4から『早く歴史の授業が始まらないかな』と楽しみにしていますが、授業が始まると、『これは僕が(私が)やりたかった歴史じゃない』ということもしばしばです。とにかく猛スピードで進んでいきますから」と言われていましたが、実際にはじまってみるとそのスピードはものすごいものがあります。

下記が小5の歴史の進度がわかるカリキュラム表です。

サピックス小5歴史の授業カリキュラム

540-21 国のはじまり
540-22 律令国家へ
540-23 平城京・平安京
540-24 貴族の世の中
540-25 鎌倉幕府の成立←10月半ばはココ
540-26 幕府の交代
540-27 応仁の乱
540-28 戦国の世
540-29 江戸幕府の成立
540-30 江戸幕府のゆらぎ
540-31 幕政改革
540-32 幕末の動乱
540-33 明治維新
540-34 民主政治のめばえ

毎週新しい時代へ進んでいきます。親としても、あんなにのんびりと1年半かけて地理をやってきたのになんでこんなにスピードが速いのだろう? という気持ちになるほどです。

大変な理由②初めて習う言葉が多い

上の写真の左の列は、鎌倉時代を勉強している子供のテキストの太字部分を抜き出して平仮名で書いたものです。

かんごうぼうえき」「ほうじょうときむね」「ぶんえいのえき」などなど、親にとってはお馴染みの言葉も、子供にとっては? という感じ。

また、これまで塾の保護者会では「歴史の先取りはしないでください! とにかく今は、日本地理に集中させてください」と言われてきたことに素直に従ってきたのでなおさらです。

耳慣れない新しい言葉を自分のものにしていくのは子供にとってやはり大変なことのようでした。

大変な理由③漢字が大変

耳慣れない人名や地名、歴史的な出来事をすべて漢字で書かなければいけないもの、子供にとっては大きなハードルでした。

 

歴史の授業を攻略する戦略
  • 進度が速い → 諦めて腹をくくる
  • 初めて習う言葉が多い → 意味調べをする
  • 漢字が大変 → 毎日確認する仕組みをつくる

 

中学受験歴史攻略(小5)の対策①進度が速い → 諦めて腹をくくる・選択と集中

猛スピードで進む小5のカリキュラムと合わせて小6のカリキュラムも見てみました。小6では政治史、社会史、文化史、外交史などの縦のテーマで学習をしていくことがわかります。

サピックス小6歴史の授業カリキュラム

2月~3月 640-01 政治史(1) 旧石器時代~古墳時代
640-02 政治史(2) 古墳時代~平安時代
640-03 政治史(3) 平安時代~室町時代
640-04 政治史(4) 安土桃山時代~江戸時代
640-05 政治史(5) 江戸時代~明治時代
640-06 政治史(6) 明治時代~昭和時代
春期講習 H64-01 政治史(7) 昭和時代~現代
H64-02 社会・産業史(1)~土地制度の移り変わりと民衆の成長~
H64-03 社会・産業史(2)~商工業の発達~
4月~7月 640-07 文化史
640-08 外交史(1) アジア諸国との外交の歴史
640-09

小5で完成させるのではなくて、小6ではテーマに分けてやるのだということがわかると、小5の今は政治の流れを俯瞰しながら政治史を中心にやっていこうという手順の整理がきるので、納得して勉強をすすめられます。

とはいえ、歴史の流れの骨を子供の中にいれるのも、なかなか大変です。ボーカロイドの音楽に乗せて歴史の流れを一気に覚えられる「ボカロで覚えるシリーズ」などを取り入れてみようと思います。

中学受験歴史攻略(小5)の対策②初めて習う言葉が多い → 意味調べをする

子供にとって負担になっている新しく習う名前や歴史的な出来事については、ノートにテキストを子供自身がまとめるようにしようという提案をしてみて、本人もやってみようという気持ちになったようなので上のようなノートにまとめています。

授業ではサラッと流してしまっていることをひとつ1つカラダに改めていれていくきっかけになるのが良さそうです。

中学受験歴史攻略(小5)の対策③漢字が大変 → 毎日確認する仕組みをつくる

漢字については、リビングのホワイトボードシートに毎日書き込んで確認をはじめました。壁に書いてあることで、確認忘れを防ぐことにつながったり、通りかかった妹や父親が長女に漢字勝負に挑むことも増えて取り組む時間が増えていくようにもっとしかけを考えていきたいものです。

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