開成教育グループは完全オリジナルの実力テストが完成したと発表しました。
新テストの名前は「開成表現力トライアルテスト」。新学習指導要領にも盛り込まれている「思考力・判断力・表現力」等の育成。特に「書く力」を伸ばす記述型の実力テストです。対象は小学3年生から中学2年生。

ポイント1.昨年の秋から本格的に開発を始め、33名のチーム作成

平成20年の学習指導要領改訂により「思考力・判断力・表現力、その他の能力」という言葉を頻繁に耳にするようになり、その傾向は2020年から始まる「大学入学共通テスト」によりさらに加速しています。
実際に東京都の高校で「思考力・判断力・表現力」を問う問題が入試で出題されています。テストに、表現力を問う問題を導入すると必ず、採点・添削という大きな課題がついてまわります。記述問題が多くなればなるほど、採点には時間がかかり、採点ミス(採点者の判断ミス)が出ることとなり、採点基準の標準化をするのも大変になってきます。
「優れた実力テストにはストーリー性があり、美しい流れがあるものです」と信念を熱く語る「開成表現力トライアルテスト」の開発担当責任者。「産みの苦しみは確かにありました。10時間ぶっ続けで机に向かっていても、一問も思い浮かばない日もありました。

でも、『シリウス模試』という評判のいいテストを作成している自分たちこそが、世の中の役に立ち、生徒や保護者の皆さんに受けてよかったと言ってもらえる新しいタイプのテストを作り上げるんだ!という、自負というか、自分たち自身に対するプレッシャーも手伝って、初志貫徹、ここまで来ることができました。」

ポイント2.開成教育グループだからこそできる記述式のテスト

開成教育グループが、今回開発した新テストの実施に踏み切ったのは、採点・添削する土俵が整っているという自負があるからこそ。
日頃の教師研修や模擬授業でも、「教師の力量が生徒に及ぼす影響」を最重要課題と考え、鍛錬を重ねています。例えば、数学の証明問題の解法は「クセ」が先生から生徒へ伝染しやすいものです。
変なクセづけもされていない、最も美しく、汎用性のある記述の仕方というのは、実は、学校の教科書に載っています。開成教育グループでは全ての教師が、教科書に載っている記述の仕方で余計な混乱なく、かつ入試で減点されない書き方で、生徒指導に当たっているため、採点基準の標準化を改めて設定し直す必要がありません。全ての教師が同じ基準の元に採点・添削にあたれるため、記述式の問題をテストに導入することができます。

 ポイント3.「表現力」を問う問題とは?!

実際に表現力を問う問題は従来型の問題と、どう違うのでしょうか?

Q.従来型の問題

  4cm×8cmのタイルがあります。
24cm×24cmの枠に、
このタイルを隙間なく
敷き詰めるとき、
タイルを何枚使いますか?

Q.表現力を問う問題

4cm×7cmのタイルがあります。
24cm×24cmの枠に、
このタイルを隙間なく
敷き詰めることができますか?
また、なぜそう考えたのかも
答えなさい。

 ポイント4.全ての問題を記述にしない理由

文部科学省からの発表を正確にとらえることなく、「思考力・判断力・表現力」という言葉が一人歩きしているきらいがありますが、これらの力は、「知識・技能」が身についていてこそ、積み上げていける力です。

前出の表現力を問う例題でも、四則演算はもちろん、最大公約数という「知識・技能」がなければ論じることはできません。今回開発したテストでも素材は約70%が従来型の問題を採用しています。しかし、実施後の解説及び添削では表面的な解法だけを説明するのではなく、大人になっても覚えている、本物の知識になるように本質理解を促しています。

詰め込み学習が批判されるのは、大人になったとき、全く何の役にも立たない情報を詰め込んでいるだけで終わっているからなのです。例えば「一問一答」という形式の設問がありますが、決まりきった聞き方をされるから、決まりきった答えしか覚えないし、課題の本質を理解しないまま「やり過ごす」方法だけを身につけることに終始するため、批判の的となるのです。

正しく身につけた「知識・技能」は、それを使って物事を説明することができ、知識に広がりが生まれます。「覚えた」=「完璧」ではそれ以上にも、それ以下にもなりません。しかし、「覚える」→「説明することができる」→「自分のモノになる」→「世界が広がる」となれば、勉強することは楽しいことになるはずなのです。

ポイント5.「陸橋」は書けないが「既読」は読める子どもが増える理由

「思考力・判断力・表現力」が必要なのは今に始まったことではありません。
子どものころから早く教育しなければ、日本の先行きが不安だというのは、今の大人に課題があるからなのです。子どもは社会を映す鏡です。周りにあるもの、周りの大人からの影響で新しい力を身につけていくものです。高度成長期、幹線道路にたくさんかけられた陸橋は老朽化し、取り外されていっています。

子どもたちの手の中にはスマートフォンがあり、SNSを介してコミュケーションを取ることは珍しいことではなくなってきています。より、身近なものを吸収し、自分を表現するのに使うのは当たり前のことです。最近の子どもは語彙が少なくなった、論理的思考ができなくなったと「昔はよかった」と言い放つのは、実はとても自虐的なことなのです。

漢字の学習も覚えるだけにとどまらず、言葉の意味から社会的背景へ想像をはたらかせればおもしろく、覚える一助にもなるのではないでしょうか。

ポイント6.テストを受けた後のコミュニケーションも大切に

このテストを受験した人には、映像授業による解説を無料で開放します。映像授業を選んだのにも理由があります。何度も繰り返し見ることができること、そして、保護者の方も一緒に見ることができるように考えています。大人も学ぶ必要がある「表現力」とは、どんなものなか、一緒に解説映像を見ながら、コミュニケーションをとる機会になるように制作しています。

開成表現力トライアルテスト 概要

日時:11/18(土) 中1・中2
11/25(土) 小3〜6
受験料:無料
申し込み締め切り:11/15(水)詳細•申し込み方法など詳しくはホームページへ
http://www.kaisei-group.co.jp/seminar/event/904

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