小6次女が、中学受験の集団塾に加えて個別指導に通いはじめました。金額的にも親に負担がかかるので、できればやりたくなかったというのが本音です。
それなのに個別指導を追加したのは、このままのペースで勉強をさせて、どこかに合格できたとしても、この子の算数への苦手意識とそこからの理数系科目からの逃避を招くことになったら本末転倒どころかかえって大変なことになる。と考えたためです。
その結果選んだのが算数の個別指導でした。そんな算数の個別指導の第1日目がおわったのでその時の様子を紹介します。
【体験談】中学受験個別指導「SS-1」(エスエスワン)最初の面談から体験授業まで
個別指導の授業はどのように行われるの? ブースの後ろに親の席
我が家がお願いしたのは、中学受験の個別指導で知られる「SS1」です。資料請求、親だけの面談、子どもの体験授業、親だけの面談を経て極力ミスマッチを避けるようにして最初の授業となりました。
授業はホワイトボードのある個別ブースで先生と生徒のマンツーマンで行われ、後ろに親が授業の様子が見られる椅子があります。
SS1ではなるべく親も一緒に授業を受けるように勧めています。
個別指導を「続けてみよう」と思った理由は?
授業が終わったあとに「どうだった?」と、子どもに聞いたところ「うん。楽しかった」と、とても満足そうに答えて、「あの先生は、ママは学校、塾の先生に言ったら怒られそうなことも素直に言えるから、勉強がちゃんとすすむよ」と続けました。
個別指導の先生とは素直に勉強できる
「ママや学校、塾の先生に言ったら怒られるんじゃないかと怖いことって何?」
と聞くと「うーん」と答えません。
「『説明がわからない』とかそういうこと?」と続けて聞くと、「うん。『わからない』『解けない』って言ったらママや先生は『なんでわからないの!』『なんでできないの!』って怒りそうじゃない?」
「ママや先生に『なんでわからないの!』って怒られそうって思うと勉強したくなくなって閉じこもりたくなるんだよ」
というので続けて、「あの先生とお勉強するときは違うの?」聞いてみました。
個別指導の先生の前ではきちんと勉強したくなる
答えは、「あの先生の前で逃げたり、きちんと考えるのをやめるのが格好悪いって感じる。先生が一つ一つ考えたところを一緒においかけてくれて、みてくれるから、ちゃんと自分の頭で考えていこうって言う気持ちになる」とのことでした。
これを聞いたときに、たぶんこれで大丈夫だ。中学受験でたとえ第一志望に合格できなくても、きちんと向き合って勉強した。その結果を受け止めて中学時代を過ごそうと思ってくれる可能性が少し高まってきたと感じました。
【体験談】中学受験個別指導「SS-1」(エスエスワン)最初の面談から体験授業まで
特別なスキルを持った先生だった?
個別指導の先生が魔法のようなテクニックで子どもと向き合ってくださったとは思っていません。
むしろ何も期待せず、何も求めず、ただ理解できているところとできていないところを整理して、できるために何が足りないかを1問1問一緒に取り組んでくださったように感じています。
ただ、今は私は先生がしてくださったことを算数については子どもにしてやれません。
私と勉強していて躓くと、娘の心に突然暗い帳が下りてシャッターが下ろして閉じこもってでてこれなくなってしまうためです。
もともと勉強が嫌いでなかった子どもを、親の対応ミスで算数から逃げるようにさせてしまったことを後悔しています。
もうすぐゴールデンウィーク。あと入試まで9カ月です。
しっかり伴走してやりたいです。