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​学研教育総合研究所が『白書シリーズ』として幼児(幼稚園児・保育園児)・小学生・中学生のリアルな日常生活を調査の一環として「お年玉」の結果速報が公開されました。
調査対象となっているのは、幼稚園児・保育園児、小学生、中学生。年齢別に2017年にもらったお年玉の総額とその使い道について調査しました。

3~5歳の幼稚園・保育園児のお年玉の総額平均15,024円!

3~5歳児がもらったお年玉の平均総額は何と平均で15,024円。
金額は年齢を重ねるごとに増加傾向にあり、3歳児の平均は13,949円4歳児の平均は15,266円5歳児の平均は15,857円。3~5歳の幼稚園、保育園児の平均は15,024円となっています。
その中で最も多い金額帯は何と、5,000~10,000円未満(16.3%)。続いて10,000~15,000円未満(16.1%)、20,000~25,000円未満(15.2%)と続きます。

注目すべきは、約10人に1人以上が「なし(もらっていない)」(10.5%)と回答している一方、平均総額の倍以上の金額(30,000円以上)をもらっている子どもが5人に1人近く(17.6%)いたことだ。

単純に金額だけをみると格差が広がってる印象を受けるとともに、幼児にお年玉をあげるかどうか、いくらあげるのか、については周囲の考え方によって大きく差が生じていることがわかります。

6歳~12歳の小学生のお年玉平均総額はここ数年増加傾向の19,386円!

小学生が2017年にもらったお年玉の平均総額は19,386円。小学生にあがるということで、幼稚園、保育園よりも3000円~4000円全体に増加していきます。

小学生の平均は2015年度は17,578円、2016年度は19,056円のため、この3年間で増加傾向にあることも特徴です。

1年生の平均が17,480円、2年生の平均が17,858円、3年生の平均が19,363円、4年生の平均が19,007円、5年生の平均が21,483円、6年生の平均が21,400円。

2年生から3年生になるタイミング、4年生から5年生になるタイミングに2,000円前後増加するタイミングが見られます。

小学生のお年玉の使いみち1位は貯金!

お年玉の使い道は、「貯金」がダントツの1位で83.3%。続いて、おもちゃの購入、ゲーム機・ソフトの購入と続きます。

男女間で大きく差が開いた項目は「ゲーム機・ゲームソフト」(男子27.7%、女子10.8%)、「文房具(ステーショナリー)」(男子3.5%、女子15.2%)が挙げられます。

学年間では、6年女子の「洋服などの衣類」(5年女子6.7%→13.2%)や「アクセサリー」(5年女子6.7%→12.1%)がそれまでの学年との差が大きく、身だしなみに気を遣う姿が垣間見ることができます。

中学校への進学で、お年玉の金額もアップ

この調査で、お年玉を「もらっている」と回答した割合は95.0%で、その平均総額は26,529円。平均総額は学年が上がるにつれて増え、とくに2年生から3年生では4,270円の増額となっています。

加えて、小学6年から中学1年にかけても3,567円増額しており、小学6年生以降はそれまでの進級、進学時よりも大きな幅でお年玉の金額が増える傾向にあることがわかります。

【『白書シリーズ2017』調査概要】
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2017年8月24日(木)~8月29日(火)
■調査対象者:
『幼児白書』(幼稚園・保育園に通う3~5歳の男女とその保護者)
『小学生白書』(小学1~6年生の男女とその保護者)
『中学生白書』(中学1~3年生の男女とその保護者)

■有効回答数:
『幼児白書』: 1,200サンプル(幼稚園・保育園 各600サンプル)
(各年齢男女100名ずつ)
『小学生白書』:1,200サンプル(各学年男女別100名ずつ)
『中学生白書』:600サンプル(各学年男女100名ずつ)