こんにちは。にこにこママです。子どもが通った保育園にモンテッソーリの教具が多くあったためモンテッソーリ教育に魅せられてしまい、モンテッソーリ教育綜合研究所で教師資格を取得しました。
生後6ヶ月から卒園までの保育園生活は素晴らしいものでしたが、公立小学校に通いはじめてすっかりモンテッソーリから離れています。
そんな時、気がつくと小1の下の子が学校の勉強にあまりついていけていないことに気がつきました。不思議ですね。上の子は保育園を卒園するとその力を土台にぐんぐん伸びていったのですが、下の子は上の子よりも小学校の勉強のスタートに助走が必要なようです。
小1の算数で10までの計算ができないときはどうする?
今、下の子が躓いているのは10までのくりあがりのない足し算と、繰り下がりのない引き算です。
まずはじっくり子どもを観察をしてみる
計算ができないとき、まず思い浮かんだのは手の指で計算をして間違えているのかしら? ということでしたが、まずは、下の子がどうして間違えてしまうのかじっくり観察をしてみました。
まちがえる計算をするときの子どもの頭の中は?
彼女が一番よく間違えるのは「3+4=7」なのですが、それをどうやってやっているかをそばでじーっと耳をそばだてて聞いてみると「えーと、3+3=6で、3+4はその次だから7になるはず」とつぶやく声が聞こえました。
彼女の場合、よく間違えている計算は、問題に近い式を思い浮かべ、その前か後になるものを答えるという手順をふんでいるようです。
間違える計算をする子は、5の合成や10の合成が苦手?
ちょうどこの時期に夏休み明けの授業参観と懇談会があり、担任の先生に相談しました。
「先生は小学1年生ですから、、、。」というものでしたが、あくまで一般論として計算が苦手な子どもは「2+3=5」がわかっても「5は2と3にわけられる」ということがすとんと納得ができていない子が多い印象はありますというお話がでました。
モンテッソーリの色ビーズを手作りして「へび算」をやってみよう!
そんなときに思い出したのが、授業で受けたモンテッソーリ教育の色ビーズの「へび遊び(へび算・足し算)」です。
「へびあそび(へび算)」とは?
1は赤、2は緑などの決まった色で作られた色ビーズをつなげて足し算の問題を作ります。つなげた色のついたビーズを10の金色のビーズに一つひとつかえていくことで、10の合成を使った計算ができるようになるお仕事です。
「へびあそび(へび算)」に必要なもの
- 10の金ビーズが23本
- 1~9の色ビーズが各5本
- 白黒ビーズが1セット
- ブリッジ(紙製)
各色ビースの表す数
- 1・・・赤
- 2・・・緑
- 3・・・肌色
- 4・・・黄色
- 5・・・水色
- 6・・・藤色
- 7・・・白
- 8・・・こげ茶色
- 9・・・青色
「へびあそび(へび算)」の方法
1.白黒ビーズ、金ビーズ、色ビーズの順番に布の上におき準備
2.色ビーズから任意のものを取り出して並べ足し算の問題を作る
3.10の金ビーズと色ビーズを変えていく
ブリッジで左から10までのビーズを数え、10まできたら10の金ビーズに変えますが、このとき10の端数となる残りのビーズを白黒ビーズと変えます。
4.3の操作を終わりまで繰り返す
白黒ビーズの左はしからもう一度ブリッジで10まで数え10の金ビーズと変えます。このときも10の端数となる残りのビーズを白黒ビーズと変えます。
5これを繰り返し、計算を完了します。
「へびあそび(へび算)」の前の準備
1.色ビーズを数字に合わせて並べる
数字の横に色ビーズを並べビーズの色をおぼえる。
2.色ビーズのシートを色棒ビーズに合わせてぬる
数字の横に並んだ○を色棒ビーズの合わせて塗り、ビーズの色を覚える。
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