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「知識ゼロからの中学受験」編集部のO(@kidsedujapan1です。小学1年生と小学3年生の姉妹のいる我が家も少しずつ中学受験モードに入ってきました。というわけで、本当に知識ゼロからの中学受験の記録を不定期でお届けします。

中学受験の算数の特殊算の理解には時間がかかる

絶不調の我が家の小4ですが、ここ2週間はかなり丁寧に付き添って見ています。今週の授業は過不足算でした。宿題の部分を1時間ほどでやりきりました。

丸付けをしてみると8割程度の正答率。今までだったらここでよしよし8割わかっているのね。となるところですが、よくよく聞いてみると全く違いました

8割正解は本当に理解ができているの?

過不足算の問題

みかんがいくつかあります1人に4個ずつ配ると7個ありますが1人に5個ずつ配るとちょうど分けられます。みかんは全部で何個ありますか?

例えばこんな問題。子どもがノートに書いている過程をみてみるとこんな感じ。

この表ってどういう意味だっけ?」と聞いてみたら「えっ?」という答え。

こちらが「えっ?」なんですけど!と、少しイライラしながら聞いてみると、「意味わからないんだよね~。でも先生が『こうやるんだよ』って言うからさ」と。

「でも答えがあってるのだから。この表から答えを出した式を書いてみて」と言うと、下のように書きました。

 

もう一度「この式はどういう意味なんだっけ?」と続けて聞くと、

今度も「えっ? 意味なんて言えないよ~。習った通りにやっただけだもん」と。

全く授業がわからなかったとは言いませんが、納得して授業を終えたわけではなかったようです。

怒りを収める

こういう時は親はどういう反応をしたほうがいいのでしょうか?

あっ。そうなんだ。過不足算難しいよね~。ノート見てみようか」と言えばいいのでしょうか。

わからないで手だけ動かすのはどうかと思う! あなたはロボットか!」と突っ込めばいいのでしょうか。

実際は「もう! そんな風にわからないでやるなんて頭おかしいよ! 頭使わないで手を動かす勉強にママを突き合わせないで!」と、ベッドに倒れ込んでしまい、子どもを放置して私はそのまま爆睡してしまいました。

仕事から帰って、お風呂に入れてご飯食べさせて勉強を見るのにクタクタなので、時々こういう対応をしてしまいます。

親のほうも自分の怒りに火をつけるとおさまらなくなってしまうので、火をつけないように一旦その場を離れるためにベッドへ倒れ込む。そんな感じ。

AM3時過ぎに目が覚めたときには子どもはとっくに眠っていて、ベッドに行ってみると大好きなバレエ漫画「絢爛たるグランドセーヌ」を読みながら眠ったようです。

 

そこから子どものノートをひっくり返してどう授業で習っているのか確認をしてみましたが、今ひとつわからずいつものように一旦スタディサプリの授業で確認をしました。

最近は、中学受験の算数は数学で解くわけにもいかず解法もいくつかあるため、スタディサプリで大枠をつかんだ後にテキストを見て、子どものノートをさらって大まかに把握をしてから、もう一度子どもに先生の授業の内容を質問するようにしています。

娘のノートを見てみると…?

授業の説明を見て、再び娘のノートを見直すと、どうやらこの表を使ってこういことを説明しているようでした。テキストや解説をみていると、このような表を作って解く方法と面積図を作って解く方法があります。

 

合わせて購読しているメルマガ「中学受験を斬る」を読んでいると、どこまで行っても面積図で解けるつるかめ算と比べて、過不足算は面積図で解けない問題がでてくるので、面積図を使わないで学ぶ方が最終的に良いという内容のことが書かれていました。

そのあたりを踏まえてか、テキストには面積図を使って求める方法もありましたが、面積図を使わずに差を集めて考える方法をとっているようでした。

もういちど挑戦

朝、もう一度娘と過不足算に取り組みました。

答えが合う問題、合わなない問題にかかわらず、上のような表をつくるところまではいけますが、なぜ差を差で割るのか? という点を自分の言葉で説明できるまで時間がかかりました。

一度授業で習ってきている点ではあるし、私も算数の家庭教師ではないので理解を本当に促す適切な言葉がけは難しく、問題を声に出して読み、表に単位を書き入れ、おはじきで分けた様子を作り、自分で差を集めることの意味を説明できるところまでくるのが一番の山でした。

一緒にやりながら「もうっ!面積算なら簡単に理解できるかもしれないのに」と、思いましたが必死に封印。

とにも書くにも、差を差で割る。このことの意味をこれからも何度も納得に落ちていくまで取り組むことになりそうな気配を感じます。

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