自分で課題を発見し、観察し、解決策を見出す。そんな「科学の芽」を評価し伸ばそう! と創設された夏休みの科学コンクールの募集が発表されました。
素直な疑問・発見がある自由研究を募集する「科学の芽」賞
子どもの「素直な疑問・発見」を重視するのは、筑波大学が行う「科学の芽」賞。
募集要項に掲げられた強いメッセージ!
募集要項はノーベル物理学賞受賞者である朝永振一郎博士が子どもたちにむけて書いた強いメッセージが掲げられ、一味違ったものになっています。
「ふしぎだと思うこと
これが科学の芽です
よく観察してたしかめ
そして考えること
これが科学の茎です
そうして最後になぞがとける
これが科学の花です」
朝永振一郎
このコンクールで重視されるのは、メッセージのように自然現象の不思議を自分なりの視点で救いあげた素直な疑問・発見をもとに、観察・実験して考えたことをまとめること。
入賞作品にも、「疑問・発見」がどのように子どもの中に湧き上がったのかが、手に取るようにわかる作品が多く入っています。
親子で読んでみよう!注目の受賞作品!
子どもの自由研究は、まさにこのコンクールの趣旨のような力を伸ばしていきたい!
そんなパパやママにおすすめなのが、受賞作品をDLして親子でおしゃべりをしながら読んで、こんな疑問を持ったことがあるかな? 最近、不思議に思っていることってどんなこと? と、親子で会話をしてみること。
親の方も、素直に自分の日常の疑問をすくいあげ、子どもと共有しながら親子でリサーチの最初の一歩である「気づき」を一緒に体験してみるのがおすすめです。
作品の題名 | 学校名 | 受賞者氏名 |
---|---|---|
冷凍庫のひみつ。 | 私立洛南高等学校附属小学校 | 村上 智絢 |
根りゅうきんできるかな? | 出水市立西出水小学校 | 溝口 貴子 |
洪水で浸水した常総市の虫は生き残れたのか? | 私立つくば国際大学東風小学校 | 田村 和暉 |
「五重塔はなぜたおれないのか?」 | 筑波大学附属小学校 | 雨宮 龍ノ介 |
“種のパワー”研究 発芽の秘密 | 大田区立清水窪小学校 | 武田 悠楽 |
走れ走れハムスター | 筑波大学附属小学校 | 恒松 望花 |
ぼくの絵具 | 大阪教育大学附属池田小学校 | 蘭 裕太 |
風鈴が風を受けるとき | 大阪教育大学附属池田小学校 | 長野 佑香 |
海水から世界を救うおじぎ草 耐塩性から海岸植栽の可能性まで | 成田市立吾妻小学校 | 髙垣 有希 |
ジンリックをカッコよく飛ばせたい~フリースタイルスキーを科学的に考える~ | 筑波大学附属小学校 | 東 虎太郎 |
【 科学の芽賞2017】
■募集内容:自然現象の不思議を発見し,観察・実験して考えたことをまとめましょう。素直な疑問・発見があるものを募集します
■募集期間:2017年8月20日~9月30日(消印有効)
■応募資格:全国の小学校3学年~,中学校,高等学校(高等専門学校3年次までを含む。
■応募方法:筑波大学のHPから応募用紙をDLして応募
■賞および賞品:波大学長から表彰状および記念品が贈られる。表彰式と発表会は12月23日、茨城県つくば市の筑波大学大学会館
■科学の芽2017(公式サイト)
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