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先日、サピックスの説明会に参加しました。驚いたのはノートの使い方までもきちんと指導があること。

ノート指導をまとめました。

サピックスのノート術とは?

サピックスでは、学校の板書とは少し違った独特のメソッドでノート指導が行われています。おおまかなルールは以下の通り。

  1. 日付や問題番号を一定のルールで書く
  2. 計算や式などの考えた過程をきれいに書く
  3. 文字量を意識して書く
  4. ノートを見直しながら自分の弱点を見直す

漢字のノートの練習でもむやみに漢字を100回、200回と書くことは推奨されておらず、漢字の成り立ちや意味、構造を考えながら書いて練習するようにとの指導があります。

また、授業でやった問題を解き直す場合も「ただ問題をとき直すだけでなく、調べたことや間違えた理由などもまとめておくと、後で見直すときに便利です」と、ただ板書を写すのではなく常に自分で自分を分析し考えたことをまとめる癖をつけることを推奨しています。

算数のノートと使い方・取り方

写真は毎日行う10問ほどの算数の1行問題(算数基礎力トレーニング)専用ノートです。

左に解答だけを書く部分。右に計算をする部分があり、筆算などをマス目を使って書くことができるようになっています。

通常のノートでは1枚のノートの左端3センチほどに縦線をひき、日付を書き、ノートを上下に分けて上段に問題を下段に解法を記述するようになっています。

国語のノートの使い方・取り方

国語のノートも上下にノートを分け、上段には設問や自分の答えを、下段には先生の説明や自分の心が動いたことを書くようになっています。

 

理科・社会のノートの使い方・取り方

理科、社会ではノートを半分に分けるのではなく、下から5センチほどのところに線をひき、上段に解答を下段に考えたことや気付きなどをメモしていく方法がすすめられています。

プロ家庭教師のノートを見るときのポイントが参考になる!

オンライン家庭教師のkuroさんがノートをより効果的に使うためのポイントをノートでまとめられていました。

ノートを分析のポイント

・なぜこの問題を間違えたのか
・間違えた問題には、どういう論理構造があったか
・その論理構造は、以前復習したときにも同じようなものが出てきていなかったか
・正答率が高い(低い)ときには、本文中の根拠はどのような位置関係にあることが多いか
・この問題は取るべき問題か、後回しにすべき捨て問か
・設問文中に、解答のヒントがなかったか

国語の偏差値が4ヶ月で10アップした例

子どもがこういったポイントを自己分析することは難しいですが、ママやパパが一緒にまたは塾の先生にお願いするなどで、少しずつ力がついていけるように挑戦したいですね。

ノート術についての書籍の詳細と口コミをチェック!

子どものノートの取り方についてはたくさんの書籍が発売されています。中でもブームの火付け役となったのは「東大生が小学生だったときのノート」。

これ以外の書籍も、具体的な提案がいっぱいです。