「知識ゼロからの中学受験」編集部のOです。小学2年生と小学4年生の姉妹のいる我が家も少しずつ中学受験モードに入ってきました。というわけで、本当に知識ゼロからの中学受験の記録を不定期でお届けします。
今回は、サピックス小学部の新3年生コース開始直前の保護者会で言われたことは…?
算数・国語・理科・社会すべての科目で共通するポイント
これまでの小2のコースは算数と国語の2教科で行われてきましたが、小3からは算数・国語に加えて理科と社会の授業がはじまります。
理科と社会の授業は行われますがテスト行われないのがミソ! 理科と社会は小4への導入や興味喚起の位置づけのようです。
また、授業時間も小2の100分から120分へ増加しています。
続いて、各教科で指摘されたポイントを紹介します。
算数のサピックス3年生のマンスリー勉強法
小2と同様に小3も週に1回の授業が行われます。小2から小3への変化は、算数の日に算数と理科の授業が、国語の日に国語と社会の授業が行われます。
小3算数・理科の授業の全体的な流れ
60分 算数(新しい内容)
40分 理科(教卓実験含む)
20分 算数(計算)
算数の授業では算数クイズとテキストの主に最初4ページの問題に取り組み、家庭学習で授業の復習と後半3ページに掲載された問題に取り組みます。
算数のテキストは、書き込みながらその場で考えなければできない問題がさらに多くなっていき、学校のテストでは90点以上しかとったことがない子どもでも最初はすこし戸惑うこともあるそうです。
後半20分の計算のパートで扱う教材は「チャレンジサピックス」。計算の順序を問うものや( )を使った計算に主に取り組みます。
- 子どもが自分で自分の解答の丸付けをするのがとてもむずかしい時期です。自分でできたときには「ちゃんと×がつけられてえらかったね」などと褒めてあげると良い
- 「(1)ができたけれど(2)は難しかったんだね」などと声かけをしながら取り組みを具体的に見てあげると良い
- 計算は最後の3Pだは難しい内容になっている。一番最後の確認テストは1~2P目までがしっかり理解できていれば7割以上とれる構成なので、計算に苦手意識がある場合は、1~2を中心にまずはスタートさせるのもいい。
算数の家庭学習はどうする?
小2までに比べサピックスの学習量が増えるため、家庭学習の優先順位の提案もありました。
2 授業で取り上げなかった問題
3 計算(チャレンジサピックスの残り)
4 P5~7
5 残り 表紙
基本的に授業で扱ったテキストと計算の問題の復習をやった後に、授業ではふれなかった問題に取り組むという流れになります。
国語のサピックス3年生のマンスリー勉強法
算数・理科と同様に、国語の授業の日に社会の授業も行われます。
社会で取り扱う内容は1年で日本を一周するイメージでの学習を行いますが、理科と同様に組分け等のテストは行われません。
小3国語・社会の授業の全体的な流れ
国語・社会の日の授業は国語前は60分、社会を40分、最後に国語を20分の合計120分の授業が休憩時間なしでおこなわれます。
60分 国語
40分 社会
20分 国語
授業で扱うテキストでの大きな変化は、長文読解の文章と解答用紙が別々になり、長文読解の課題文がより長文になること。
また、記述で回答するボリュームがさらにふえること。
小2までは上段に課題文、下段に問題がプリントされたテキストを使っていましたが、テキストが分かれることで、小3にとっては最初大きなストレスがかかるそうです。
国語の家庭学習はどうする?
国語でも家庭学習の優先順位の提案がありました。
授業の当日に扱った内容を親子で確認するときには「どんな気持ちを習ったの?」「どんな言葉を勉強したの?」といった声かけがオススメだそう。
2 毎日感じに取り組む
3 授業から2~3日以内に課題を音読し解きなおす
また、読書も意識的に行うことがすすめられました。
これは、授業では先生が音読した内容を耳で聞いて解いていく形をとるため、新規の課題を自分で読んでいくことに慣れるためとのことでした。
少しずつ本格的に受験勉強に近づいていく小3の時期。親子で丁寧に取り組んでいきたいですね。