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こんにちは娘の中学受験に日々悩むニコニコママ(@kidsedujapan1です。相変わらず成績は上がる気配を見せず、娘のグズグズや号泣に気力が吸い取られていくような毎日です。

そんな中、気になっていたけれど読んでいなかった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)」を読みました。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」がおすすめの理由

この「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を一言で言うと、子供の勉強に悩むママ・パパの気持ちを救ってくれると感じた本でした。

  • ポイント1:主人公の勉強のできなさながひどすぎる
  • ポイント2:子供が伸びることを信じる姿勢が貫かれていて、感化される
  • ポイント3:すぐに実践できる小さなポイントが盛りだくさん

この本の前半はビリギャルことさやかちゃんと著者の坪田塾塾長坪田先生のやり取りが描かれています。

どのぐらいできなかったのか? どのようなスタンスの子供だったのか? 家庭環境がどうだったのか? とても具体的なので、彼女にどう坪田先生がアプローチしていったのか、とてもよくわかりますが、実践編を早く知りたかったため、前半は猛スピードで読み飛ばし、受験に必要な3つのポイントからは集中して一気に読みました。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の受験に重要な3つのポイント

心理学を駆使し、その子にあった学習法やアプローチを取り入れることで結果を出している塾ということで、受験の最重要ポイントとしてあげる3つのポイントも心理学的な要素が強く打ち出されていました。

受験で重要な3つのポイント

  • ポイント1:メンタル
  • ポイント2:目標
  • ポイント3:計画

ポイント1:メンタル


まず最初にあげられている「メンタル」。
自分はできると信じられる「メンタル」づくりが最も重要視されています。
この本さやかちゃんは、もともとこのメンタル強く持っていて、素直。
「できるよ」と言われたことを素直に信じられる強さが持ち味だったことが強調されています。

ポイント2:目標

自分に自信が持てないというとき、「目標」を持つことが難しいと子供が考えているケースがあげられます。

そんなときのおすすめの方法として、「もし、神様が願いが絶対かなうプラチナチケットをくれたらなんて書く?」と子供に聞く坪田塾らしいアプローチが提案されています。

また、勉強ができなくて自信を持てない場合には、目の前で苦手分野を克服できる声かけをして「あっすごい!」「僕できる!」という感覚をもたせることもすすめられています。

中学受験を目指す子供に「ねえねえ、神様がプラチナチケットをくれたらどうする?」と真顔で親が聞くと、子供もひいてしまいそうな気もしますが、「ママは最近神様がプラチナチケットをくれたら○○したいな」というように親の方から自分のことを話したりすることはできそうです

ポイント3:計画

最後にあげられているのが「計画」。

坪田塾の方針として、子供がつまづいたポイントまで戻ってそこから合格までの計画を子供に合わせてたてる

という点があげられます。

そのため、過去問をチェックしてゴールを決め、超基礎問題でつまづいたところに「わかった」という感覚をもたせるところからスタートする戦法だと理解しました。

実際には、受験は長期戦で、こういうことを一度ではなく何度も繰り返しながら、少しずつ力をつけていくのだろうなと思います。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の2つの暗記法

心理学を応用したオーダーメイドの個別指導塾のためか、具体的な方法は少ない本ですが、いくつがすぐに取り入れることを検討できる方法も紹介されています。

その1つが暗記法です。

暗記法としては、長期記憶に暗記内容を定着させるために2つの方法が紹介されています。

暗記法1:ホールド法

ホールド法は、暗記をした後に15秒~30秒間アタマを空っぽにする時間を作り、その後、覚えたことを思い出そうとする方法です。

暗記法2:ステップ法

ステップ法は、1つのことを覚えた後に空白の時間を作らずに、次を覚え、前に覚えたことと次に覚えたことを一緒に思い出すことを繰り返していく方法です。

どちらも、前に覚えたことと、次に覚えたことの間にブランクを設定することで、記憶の定着を高めることを目的としています。

こういった内容は、毎日の暗記カードや漢字、語彙の学習にすぐに取り入れることができそうな内容です。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」でおすすめされているコーネル式ノート術

コーネル大学の学生のために開発されたノート術で、「the best note-taking system」として、全米のたくさんの大学で使われているこの方法。

復習したり、ノートを見返したりすることを前提にノートをメモとしても利用することができます。

本の中では自分で参考書を読み進めながらこのノートを作成していった様子が描写されています。

まとめ「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の勉強法は暗記ではなく、使える知識を身につける学習だった!

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶応大学に現役合格した話」の勉強法は、効率よくたくさんの暗記をすすめる本ではなく、社会に出てからも、学び続けられる力をつけるものでした。

また、知識を使いこなすことができるようになることで子供たちが自分に自信をもち、未来へ立ち向かっていけるようなアプローチを重視していました。

まだまだ小学生の子供が主体的に勉強をすることは難しいのが現実ではありますが、こういった具体的なアプローチや方法論を知ることで親子ともに少し前向きに勉強に取り組むことができそうです。

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