「知識ゼロからの中学受験」編集部のOです。小学5 年生と小学3年生の姉妹のいる我が家も少しずつ中学受験モードに入ってきました。というわけで、本当に知識ゼロからの中学受験の記録を不定期でお届けします。
今回は、小5の長女が切羽詰まると大号泣する件について。
(こういうことが起こらないご家庭にとっては読むことも不快な可能性があります)
子供が泣くのを見ているのがツライ
我が家の長女は、なんかうまくいっていないぞという気配があると、号泣したり、ふてくされてベッドの上で何時間も過ごすということがよくあります。
親としては残念なことに、そういうことが小5になってとても増えてきました。
こういう話を学校の先生や先輩ママに話をすると、「学校でも、塾でも、家でも全部で頑張り続けることは子供にはできないよ」と、声をかけてくださいます。
そして私自身もそうだとは思うのですが、こんなことが毎度組分けテストなどの重要なテストの数日前から当日の朝まで何度も起こると、もう発狂しそうになってしまいます。
何で、切羽詰まったときにあえてこういうことをするの?
何で、毎回テストの前になるとこうやって時間を無駄にするの?
そんな気持ちでいっぱいになります。
5月のマンスリーテストの前も同じことが起こりました。
「女の子 ふてくされる」で検索
こんなことももう数十回つづけてきて、もう中学受験なんてやめてしまったほうがいいんじゃないか? 何度も何度も夫婦で話したことを今回も話した後、通勤電車の中でふと「女の子 ふてくされる」で検索して出てきたのがこの本です。
世界に1つだけの子育ての教科書―子育ての失敗を100%取り戻す方法
出てきたのはダイヤモンド社の宣伝のようなページで内容が今ひとつ把握できず、購入しました。
正直あまり読み込みやすい本ではなかったけれど、子供にふりまわされている親の私というものを認識
正直、あまり読みやすい体裁の本ではありませんでした。
そして、私はとても疲れているし、とても混乱しているし、正常にアタマが動いているとも言えないので、読み取れているかは自信がありませんが、今、目の前で起こっていることを整理して、この長女の状況の結果彼女が得ている成果との関係を考えてみようということのようでした。
子供の行動の結果本能的にもとめている効果としては
- 注目を得る
- ものや活動が得られる
- 逃避・回避できる
- 感覚が得られる
の4つもしくは複合的な効果がないと考えてみるとよいようです。
そしてポイントは、この4つの結果を求めるために、「別の許せる行動」をするほうが自分にとっていいのだと子供が知ることだそうです。
例えば我が家の場合だと、こんな感じなのでしょうか?
【前提条件】 【今の行動】 【直後条件】
今回も成績が悪そうだ→泣きわめく・ふてくされる→成果が出そうにないことに向き合わなくてすむ
【別の行動】 【直後条件】
→今回のテストの目標を低く再設定する →成果が出そうにないことに向き合わなくてすむ
子供がぐずっているときにやってはいけない3つのこと
また、この本の中では、子供がぐずっているときにやってはいけない3つのことについても説明されていました。
- 弱音に対して励ましをあたえること
- 「性格」や「人格」のせいにすること
- いづも子供の思い通りになるように手助けすること
これは、もう最初から、図星という感じでした。
泣きわめいたり、ふてくされている娘に「もう少しでテストだよ、頑張ろう」と何度も励ましていましたが、それがもう逆効果で何かいえば言うほど泣きわめくのです。
そして、そうするとこの子は眼の前の課題に迎えない弱虫なのかもしれない。そんな風に考えてしまいます。
女の子は「年下のOLのように扱おう」
花丸学習会の高濱先生は反抗期の女の子は「年下のOL」のように扱おうというようなことをよく言っています。
確かに年下のOL(こういう表現自体が少し女性差別表現になる可能性もありますが)の恋愛相談や仕事の相談はあまり本気で乗るよりも、共感するだけぐらいのほうが後々いいことがよくあります。
何分、自分の娘なので、そのように扱う事自体が簡単ではありませんが、今本人がやっていることとは別の方法論に本人がたどり着くのようなアプローチが必要なのかもしれません。
[…] […]