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国語と算数は毎日夏期講習がありました。授業内容は翌日のデイリーチェックテストで確認していく形で授業はすすんでいます。下位クラスの娘の場合のメモです。

小6夏期講習の算数のデイリーチェックテストとクラス昇降

算数のデイリーチェックテストは満点は200点のテストで、Lプリント、Mプリント、Hプリントとクラスによって違う難易度のものが配布されていました。200点満点のため、クラス昇降にかかわる総合点に占めるボリュームが大きいようです。

夏期講習のデイリーチェックテストで親が大変だったところ

夏期講習が始まるまでは、小テストや授業点による2回に一度のクラス昇降がこんなにストレスだとは思っていませんでした。一番の大変さは「気持ち」。2つ目の大変さは「準備」。相変わらずプリントが多いのもやはり大変でした。

(1)クラスが転げ落ちたときのメンタル面の不安

小6になっても上がらない成績や絶妙なタイミングでひどいことを口にするような態度をとって家族をいらいらさせることが小5の反抗期以来続いているので、私の方はだいぶ引き気味に見ることができるようになり、今どのクラスにいるかということや偏差値は最近はほとんど気になりません。

それでもクラスが上がってくるとそれを保たせてやらなければいけないとか、夏休み明けのマンスリーテストでまた転がり落ちたときの娘の気持ちはどうなのだろう? といった心配にはかなりストレスを感じています。

(2)何が何点ならOKだせるのか? わからない不安の中で準備

途中で先生に電話で相談したときに算数のデイリーチェックテストでどのぐらいの点数ならうちの子としてOKが出せるラインなのかを聞いたところ、カリキュラムの前半と後半で難易度が変わっていることと、目指す学校によって大きく違うのでコメントが難しいという前提があるうえでと前置きをされたうえで、100点を切るようだと状況は厳しい。まずは150点を取れていれば、頑張っているねと声をかけつつ、何が足りていないかを確認するのがいいかもしれないと教えていただきました。

このあたりは教えていただくことで、200点でないことで子どもを注意する必要がなくなったので、もっと早く質問すればよかったなと思います。

(3)教材の量の多さに慣れる大変さ

配布されるテキストは主に、B4 のサマーサポートとB5サマーサピックス のテキストが1冊ずつ。授業で扱うのは、サマーサポートで、宿題もこの中から指定されていました。

サマーサピックスには残り数回となった今の段階で、2冊分にしか手をつけられていません。毎日この2冊のテキストがどんどんが積みあがるのを当たり前に受け入れるのも大変なところでした。

小6夏期講習の算数のデイリーチェックテスト対策

サマーサポートは20枚ほどのプリントが1冊になった冊子で、いつも通り表と裏に同じ問題がプリントされていました。授業で扱うのが10問前後、翌日の授業までに授業でやったものと類題と合わせて15問前後を宿題として取り組みました。

夏期講習が9時に終わって、帰宅するのが10時すぎ。夕食を食べている間に国語の漢字と同様にコピーをとってほしいと頼まれるので、B5サイズをA4 に拡大コピーしてやるものだけが目の前にある状況にするようにしました。

取り組める時間は帰宅後寝るまでの間か、翌日の午前中、翌日のお昼から3時までのどこか。15問を一気に解くのに1時間前後、わからない問題があると1時間ぐらい水を飲みに行ったり、考えこんだりして時間を使い、丸つけと解答の確認に30分ぐらい。2時間~2時間半が毎日の算数の学習のために机についている時間です。

親の私がやっているのは、このコピーが机の上にある状態にしておくことと、難しくてやりたくなくなったときに「そろそろ10分以上そうしているから、その問題はそこで切って質問教室にいったほうがいいよ」と声をかけることの2つです。

仕事をしているときは、目の前に娘がいても全く意識がいかなくなってしまい娘が1時間目の前でテキストの間に入れたキンドルで漫画を読んでいても気づかないことがよくあったので、算数をやっているときはなるべく細切れの仕事にしたりするようにはしていました。

夏期講習の半ばをすぎたころから、本人の中で授業を受ける→宿題をする→デイリーチェックテストを受ける→間違えた問題を質問教室に行くという形をとると、授業から翌日までの間で自分の課題を一応はすべて解決できるという気持ちになったようで、自分で解決をして帰ってくるようになりました。

小6夏期講習算数デイリーチェックテストの更なる壁に臨むときに必要だったもの

小6になると、我が家のように成績が上がらない場合は、親の気合もどんどん薄れてきています。それでも子どもは素直で、おいおいこの成績で? ママは恥ずかしくて志望校を書けないよと思うような志望校を見ています。もちろん親の方でも入ってくれれば問題ないので夢を見そうになりますが、その気持ちには意識的に火をつけないように努力しています。

(1)子ども自身の課題を何度も先生に相談する

夏期講習中によく思い出しているのは、東大王の伊沢さんの講演会を聞いたときのことです。小5ぐらいで突然成績が上がなくて悩んで先生に相談に行ったところ、「今、合格したり成績が上がる勉強していないだろう。上がるはずがないよね」と言われたというエピソードです。

このときに、当たり前ですが先生は成績が上がるための勉強を知っているんだなということと、親の私はそれは知らないなとものすごく反省しました。

そのため、合格するための勉強って何? そのために今することって何かわかって今これやったんだっけ? ということは最近よく娘と話しています。サピックスの先生には申し訳ないと思いますが、そこで迷子になりそうになったときにはどうやって今成績を上げたらいいかを質問教室で本人に聞きに行くように言ったり、提出する宿題に今このように取り組んでいるけれどどうでしょうか?かという相談のメモを挟んでコメントをもらうことも増えました。

夏期講習では、初回の宿題ではメモで、半分強が終わったところで電話で相談しました。

初回では、とにかく授業の内容をきっちり定着させてできない問題を何度も解くことから始めることを、半ばの電話では本当に基礎の穴がなくなったのかを徹底的に確認するのにどの課題にどう取り組むかを教えていただきました。

もちろん保護者会動画でも言われたいたことだと思いますが、申し訳ないですが、もういちど自分の娘について教えていただくことで気持ちが保てます。

(2)教えていただいたことにきちんと取り組める状況をつくる

先生に娘はどうか? と聞いたものについて取り組むときには、「ママは押し付けてくる」とか「ママが全部決める」といった言い争いが減るのが助かりましたが、やることが決まっていてもできないのが子どものようです。

少しでもも気持ちよくできたらいいなと、子どもが乗るようにテーマによって「基礎」と書かれた項目から順番にコピーした問題を並べるとか、「基礎」の問題を3枚並べた後に「応用」を1枚挟むなどの方法を試したり、「やだなー」「やりたくないな」というときは眠たい場合が多いので、「どのぐらい気分転換して寝る?」と聞いて昼寝をさせてしまったりもしています。

前は終わっていないと親子ともに不安でしたが、最近は2人して結局眠たいときにやっても効果が出ないと感じているので、寝過ごしてしまってもまあそれはそれで仕方ないぐらいの気持ちです。

もちろん本人が自分で決めた時間では起きない場合が多く3時間以上も寝続ける場合もよくありましたが、寝たいだけ寝た後は機嫌がよく結局自分で決めたところまで勉強をしているようです。


全体のカリキュラムは夏休み前にやった授業の内容を夏期講習でもう一度一気に単元ごとに進めてもらっているようで、どこが苦手か、どこが本人が嫌なのか再度確認ができて助かるなという印象があります。

安浪京子先生の本(【書籍】きょうこ先生がキレイゴト抜きで指南!中学受験で勝つための「飛躍する夏休み」の過ごし方)に、夏休みに算数のテーマごとに間違えた問題をファイルするという方法がすすめられているのですが、前半戦が終わったところで、夏期講習のものを仕分けしてみようと、親子で話しています。

また、全教科まだまだ仕上がりが足りていない印象があり、クラスでもまずは夏期講習の授業といわれているので、有名中などの問題集にも夏期講習の半ばをすぎた今の段階では1つも手をつけられていません。

正直、上位層のお子さんたちはどんどん有名中をすすめていて、焦るなという気持ちもありますが、きちんとやってこられたお子さんとは一緒に行かないなと思います。