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先日小2の次女がサピックスの理科実験のミニ授業で「ソーマトロープ」(Thaumatrope)を作ってきました。

ソーマトロープ(Thaumatrope)とは?

ソーマトロープのはじまりは諸説ありますが、イギリス人医師 John Ayrton Parisが視覚の性質を説明するために作ったというのが最も有力とされています。

2枚の円形の紙を合わせて両側に紐をつけ、表と裏を高速で交互に見せることで前に見た絵の残像が残り表と裏が1枚の絵のように見えるものです。

まずはソーマトロープのデザインヴァリエーションを動画でチェック!

動くソーマトロープや模様を合成するソーマトロープなどさまざまなヴァリエーションを紹介しています。

デザインによっては絵が動いているように見えるものもあります。

 

 

 

ソーマトロープとパラパラ漫画の違いとは?

残像を使って絵が動いているように見えるものにはパラパラ漫画などもあります。

パラパラ漫画は、十枚前後から数十枚の絵を高速で動かすことによって絵が動いているように見えることを楽しみますが、ソーマトロープは2面もしくは3面の絵が1つに合成されることを楽しむ点で違いがあります。

ソーマトロープ(Thaumatrope)のデザインと材料のヴァリエーション

ソーマトロープにはいくつかのヴァリエーションがあります。

項目
使用する紙 丸型もしくは四角形
回転させる道具 割り箸輪ゴムタコ糸回転台座
合成する画像数 2~3
デザインも面白さ 表裏が一体に見える

表裏が一体になり動いているように見える

 

台紙:丸い紙/画像数2枚/回転させる道具:タコ糸/デザイン:表裏が一体に見える

片面に海、片面にかもめが描かれ、タコ糸でまわすタイプのデザインです。

 

台紙:四角い紙/画像数2枚/回転させる道具:割り箸/デザイン:表裏が一体に見える

片面が鳥かご、片面が鳥になったソーマトロープの古典的なデザインです。

竹とんぼのように両手で回すことができます。

 

台紙:四角い紙/画像数2枚/回転させる道具:輪ゴム/デザイン:表裏が一体に見える

小津安二郎監督の「お早よう」の1シーンを再現したソーマトロープです。輪ゴムを使って回すので小さな子どもでも作りやすいパターンです。

 

台紙:四角いレゴブロック/画像数2枚/回転させる道具:回転台/デザイン:表裏が一体に見える

レゴブロックを回転台に設置した今っぽい発送のソーマトロープ

台紙:丸い紙/画像数2枚/回転させる道具:回転台/デザイン:表裏が一体に見える

表と裏が合わさって思いもよらない映像を創り出すソーマトロープ。

夏休みの自由研究として持っていくとクラスの人気ものになれそうです。

ソーマトロープ(Thaumatrope)の作り方

身近にある厚紙や割り箸、などを使って簡単につくれるのがソーマトロープの魅力です。

  1. 丸型や四角形などの同じカタチの厚紙を2枚用意します
  2. 表と裏に絵を書きます
  3. 紙の両端に穴をあけます
  4. 輪ゴムを通します

ほかにもいろいろな作り方ができます。

ソーマトロープの材料

材料:厚紙(牛乳パックなど)・輪ゴム等

道具:ハサミ・サインペン・穴あけパンチ・のり・セロハンテープ

ソーマトロープ(Thaumatrope)成功のポイント

ソーマトロープは子どもでも簡単に作ることができますが、知っていると失敗知らずの成功ポイントがあるので事前に知っておくと便利です。

絵を描く位置に注意!/ソーマトロープ成功のポイント1

注意すべきは絵をかく場所です。

表と裏の絵を書く場所がどのように合成されるのかをイメージしながら描きましょう。

穴をあける場所に注意!/ソーマトロープ成功のポイント1

穴をあける場所も注意が必要です。

紙の中央のりょうはじに穴を開けましょう。あまり上すぎたり下すぎたりすると、うまく回転させることができません。

特別な材料は使わずアイデアで楽しい自由研究ができるソーマトロープ。ぜひ親子で挑戦してみてください。

この記事の内容を約3分の動画でチェック!

デザインも約7種類紹介しています。

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