「嫌いな勉強と好きな勉強がある」と、我が家の小5の中学受験生が言います。「わかる!」「苦しいことは勉強に限らずできないよね。ママも嫌な仕事を横目に2カ月放置したことある。ひどい目にあった」というと、「それでどうしたの?」と子どもが聞いてきて、一緒に話したこと。
小5が好きな勉強と嫌いな勉強
すこし前にツイートして気づきました。中学受験の勉強で親がやってほしい(塾から言われている)優先順位と、子どもがなんとかやる気がでる優先順位は随分ちがいがあります。
大人の私が思うのは「効率」よく。
小5の娘が思うのは「楽しい」ことから。
大人の私も苦しいことはできない
「ママがやらなきゃいけないのを放置したときはどうだった?」と子供が聞くので、思い出すのも恥ずかしい嫌な人との仕事を2カ月放置したことを娘に話しました。
「ママが、やらなきゃいけないことを、やらなきゃやらなきゃと思いながら放置したあの2カ月は苦しかった」
「『えいやっ!』とやってしまえば、1時間と言わず2日で終わることが分かっていても、どうにも嫌でできなかった。でも、その仕事を人にふりたくはないような、どうしたらいいかわからないような何とも言えないものが常に頭のどこかにあった」
結局、部署異動があり、どうにも落とし前をつけないわけにはいかず、そうするとなんとかカラダが動いて、1日もかからずにカタがつきました。
「心をゼロにしてまず手をつけたら動きはじめるのをあの時学んだ」
実際は終了するきっかけも、自分起点ではないなんとも後味の悪い仕事でした。
子どもだって苦しいことはできない
子どもを見ていると、基礎トレや漢字は、大人の私の仕事でいうところの、ちょっとした仕事だけれど、気持ちが向かない仕事、算数の少し難しい問題は、いつ結果が出るともわからない辛い仕事なのかなという気がします。
子どもが嫌がる勉強が大人の自分にとってはどんな仕事だろう? と考えると、それは苦しいことはできないだろう。
ギリギリまで放置したくなるだろう。という気持ちになります。
苦しいことをやっていくには?
中学受験は3年と長い期間です。
やる気も2日と続かないけれど、嫌だなという気持ちも3日と続くこともなく、もう中学受験をやめるんだろうなと思いながら塾に行かせて帰ってくると、先生に「〇〇してきてね」と言われたら「帰ったら〇〇するよ!」みたいに元気に勉強をまた始めることを繰り返し続けます。
うながす、ぐらいが最近ははまる
効率よく優先順位が高いものからやって欲しい理由のもう一つが、娘にとって勉強の勢いがつきやすい国語や社会や理科の音読は、やりながら「あれっ?そうなんだ」と思ったら横道にそれ「ママ、これ〇〇なんだっておかしくない?」、これ前にもやったなと思うと「ママ〇〇ってなんだっけ? 前にも出てきたよね。あの時〇〇じゃなかった?」とおしゃべりがはじまって、テキストからどんどん横道にそれていくこと。
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時間がないんだからそこからそんなにそれていったら、ものすごく効率がわるいじゃない。
とイライラしますが、ここで怒ったりイライラしたりすると、娘がそこで私と同じ熱量でギャーと反応し、あまりいいことがないことが続いています。
笑って「はい。ここまで。次はこっち」とか、「そろそろ本腰入れちゃう?」いうぐらいの対応が最近はうまくはまります。
子ども自身もそもそも遠回りをしていることはわかっているので「そろそろこっちじゃない?」というぐらいがいいのかなという試行錯誤。
とにかくやりたくないことは大人の私だって2ヶ月放置したんだ。
自分とは別人格の小5なら尚更だ。
一歩でも前に進めば、3年でかなり進むはず。そのぐらいしか無理そうです。
【今日の反省】
子供の多少の逃避は見ないフリ
うちの場合は、流して先へ一歩でもでいい