中学受験に挑戦するファミリーにとって最も重要なことの一つが目標に向かって実現可能なスケジュールを立てること。
この目標設定は勉強を進める中で自分に合わせて少しずつ調整していく必要があります。その時におすすめなのが「スマートゴール(SMARTゴール)」というビジネスで使われる方法です。
世界最強の子育てツール SMARTゴール 「全米最優秀女子高生」と母親が実践した目標達成の方法【リンクの「中身検索で」目次やSMARTゴールの骨子が見られます】
中学受験を目指すファミリーにとっては「全米最優秀女子高生を育てたボーク重子さんの書籍で話題になりました。
スマートゴール(SMARTゴール)とは?
スマートゴール(SMARTゴール)とは、目標設定に重要な5つの要素、Specific(明確で、具体的か?)、Measurable(測定可能か?数字化できるか?)、Achievable(達成可能か?)、Relevant(価値観に沿ったものか?)Time Sensitive(期限が決められているか?)の5つの要素のかしら文字を集めた概念のこと。
- S = Specific 明確な
- M = Measurable 測定可能な
- A = Attainable 実現可能な
- R = Relevant, Realistic 価値観に沿った、現実的な
- T = Time-bound 時間軸のある
どれもビジネスでは当たり前の概念なのですが、子どもとの目標設定にこの概念を取り入れている点がボーク重子さんらしいところ。
世界最強の子育てツール SMARTゴール 「全米最優秀女子高生」と母親が実践した目標達成の方法【リンクの「中身検索で」目次やSMARTゴールの骨子が見られます】
スマートゴール(SMARTゴール)で中学受験塾の組分けテストの目標設定をしてみたら?
実際に世界最強の子育てツール SMARTゴール 「全米最優秀女子高生」と母親が実践した目標達成の方法に収録されていたワークシートを使って親子で挑戦してみました。
1週間の目標設定をスマートゴール(SMARTゴール)を使ってやってみたら?
まずやってみたのは、毎週の塾の授業向けのスマートゴール(SMARTゴール)設定。書籍に見本で入っていたシートをスプレッドシートで作成し直して娘と記入しました。
このシートを記入してみてよかったことは、順番に書き込みをしてくだけで、大枠の目標設定から具体的な目標へと自分の目標を設定しなおすことができること。
娘の場合、写真右側の国語の目標設定に特にその点が現れていました。
スマートゴール(SMARTゴール)を使う前と後で目標設定はどのように変わるの?
最初の目標:国語のデイリーチェックで100点をとる
↓
より具体的で実現可能な目標:国語のデイリーチェックで100点をとるために言葉ナビを1日3回やって、漢字ノートを1日1回やる
娘が通う塾・サピックスでは毎週前週のテキストの内容をデイリーチェックという名前の復習テストで確認します。
この時に重要なのが、漢字と言葉ナビという語彙力をつけるテキスト。
このテストでは何がテストされるのか、それをどうすればいいのか本人なりに整理してつけられた具体的な目標なので、この目標に向けてやってみてもしも達成ができない場合は、時間なのか、量なのか、取り組む方法なのか、問題点も発見しやすくなります。
組分けテストの目標設定(1ヶ月の目標)をスマートゴール(SMARTゴール)を使ってやってみたら?
続いて1ヶ月かけて行う組分けテスト向けの目標設定シートも記入しました。
このシートには「できそうだと思う?」という自己チェック欄があり、そこに娘は花丸やマル、三角を自分で考えてつけていました。
このチェック欄の花丸やマル、三角の印が、テストが終わった後の振り返りに有効に使えそうです。
スマートゴール(SMARTゴール)の問題点とは?
スマートゴール(SMARTゴール)は非常に有効な目標設定ツールでしたが、今回このシートを毎週の学習用と月に一度のテスト用の2種類掛ける4教科。合計8枚作成しました。
1枚1枚のシートの完成度は非常に高いのですが、子どもにとっては8つのプロジェクトを走らせることと同じことになるので、自分の勉強時間と目標をあわせていくためにはもう少し調整が必要となります。
とはいえ、このシートを使った目標設定の具体性はこれまで他のものでは経験したことがないほどクオリテイが高いと感じています。
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