「知識ゼロからの中学受験」編集部のOです。小学1年生と小学3年生の姉妹のいる我が家も少しずつ中学受験モードに入ってきました。というわけで、本当に知識ゼロからの中学受験の記録を不定期でお届けします。
サピックスの国語の記述にノックアウト!
サピックスに入れて理由の一つが、徹底して書かせる国語の記述の授業があります。小学生のこの時期に情報を自分で集めて考えて書く力をつけたいと思いました。
それに対して娘は国語の記述が大の苦手です。
すっきり丸がつかない答えを50字~150字程度で書いていくという作業に抵抗感があるようでした。
そういうわけでもちろんサピックスの国語の宿題には苦戦しています。
国語の宿題で「国語の式」を書くって?
通い始めて2週間目。宿題をしている娘が「ママ、答えは書けたけど、答えの前の『国語の式』が書けない!」と行ってきました。
娘「国語の式」が書けない!
授業は親が見ることができないので、どのように習って「国語の式が!」となっているのかわからないので子どもに聞いてみるのですが、要領を得ません。
塾に電話をして先生にお伺いしてみました。
先生におうかがいしてみると、「国語の答えを書くときにはきっかけとなる手がかりを書いてそれらを国語の式と言っているのですが、そこから答えを書くようにしましょうね」とお話しているんですよ。とのこと。
授業でやった長文なので、宿題でやるときには答えを覚えている場合も多くあり、覚えている答えを考えずに宿題で書いても意味がないので、考えた過程を式で書いて提出しましょうということになっているようです。
ママ「国語の式を書くから長文記述ができるようになるのね!」
この式はこう書かなければいけないというものというよりも、問いに対する要素を書き出し、その関係性を図式で表現できるように少しずつやっていくのがサピックスの国語の授業のようです。
なるほど!と、先生の話しを伺っていて思いました。
どうする? 子どもと「国語の式」を考えていくとき?
とはいえ、「子どもに式を書いてから答えを書いて国語の宿題を持ってきて」と言っても、なかなか満点に近い回答は書けません。
(1)約束を決めてみた!
特に、問いに対して問いの答えの根拠になる部分に少しだけ補足をするだけでは足らず、前後の文脈から答えを考えていく問いの場合には要素が足りない回答になることが多くなっています。
そこでまず決めたのが、一番簡単な約束。主人公の気持ちを中心に物語を追っていく4年生の今の時期だからできる約束で、「きっかけ」=(イコール)「気持ち」となる図式を必ず書き出すこと。
(2)=(イコール)の右と左が=(イコール)になっているかを確認
次に式を書いたら「=(イコール)」の右側の「気持ち」と「きっかけ」が「=(イコール)」になっているかを確認してみるようにしたら? と提案しました。
こうすることで、答えの要素が足りないかを自分なりに確認することが少しできるようになりました。
この時に、「(娘が大好きな)おばあちゃんに、登場人物になったつもりで出来事を話す時に、書き出した式で言いたいことが全部伝わるか? 説明に足りていない部分はないかを確認してみたら?」と提案してみると、これは娘としては腹落ちする提案だったようです。
この方法で、しばらく一緒に取り組んでみようと思います。