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中学受験性の小5は本当に算数が難しくなるなと、中学受験も子ども二人目も改めて感じます。なかでも小5の6月の今は「割合」がかなりの難所。やってもやってもわからないという様子の小5次女を見ているのが苦しいです。子どもに親が教えずに、一言も声をかけずに、小5に割合をクリアさせるにはどうしたらいいのか? アタマを絞っています。

我が家の小5にとってこれまで以上の難所、割合の「相当算」とは?

相当算とは、例えば「ある数にある数の1.5倍を加えると 500になります。 ある数はいくつですか?」のようないわゆる「割合」の問題で、割合をつくるそれぞれの数や全体の数を求めます。

問題に書かれている通りに図(線分図)に表すことができれば、公式を覚えたり、特殊な考え方をしたりしなくてもほとんどの問題は解くことができます。

大人がやるとそう難しくもないのですが、我が家の小5のような算数苦手さんには最初とても難しい様子。

【母】
宿題をやっていても、途中で手が止まってぼーっとしている様子。
手がすすむと、問題文の数字で割り算を作って、
問題文から類推できる答えに近い数字を作っていました。

子どもが本当にひっかかっていることを、ノートでナビゲートしてみる

まずは、解いてる様子をそばで「じーっ」と見てみました。突っ込みたいところはたくさんありましたが、まずは2つのポイントに絞って子どもが考えるようにしてみるとどうだろうか? と考えました。

『1』をどうやっておくか
割合の比をどう作るか

問題ごとに私はこの2つを子どもに声をかけていたのですが、我が家の猫に吹き出しで言わせてみたら、親が言わなくても自分で解いていけるかもしれないと、思いました。

また、線分図は、サピックスの「ベイシック」という市販されているテキストでは、1つの線分図で説明されているものが多かったのですが、1つの線分図で条件を整理しようとすると混乱する様子なので、文節ごとに問題文を分割して、1つ1つ線分図を書いて、最後に一つの線分図にしていくように線分図を描くガイドを問題の下に書き込んでみました。

とにかく私が教えないで、子どもに問題文と向き合えるようにアタマを絞りました。

【母】
アマゾンで販売されている「ベイシック」高すぎ!
おそらく、サピックスの窓口に行けば会員でなくても購入できる聞いたような聞かないような。

きっかけは「人より物が上手に教えられることってあるんじゃない?」モンテッソーリを研究する先生との会話

私はモンテッソーリ教育が大好きで、子どもが小さいころに教師資格をとる講座に1年通いました。そんなこともあり、先日、モンテッソーリ教育についている大学の講師の方とお話をしているときに、「人間って、物より人間のほうが上手にお世話ができたり、教えられたりすると思いこんでいるけれど、そうじゃないこともいっぱいあるのよ。ものは本当に教え方上手よね」という言葉がでてきて、強く印象に残っていました。

私がいらいらしてながら勉強を一緒にしていると、子どもは「ママ、怒ってる?」「ママ、何か言いたいことがあるんじゃない?」と聞きます。

人間はそばにいるだけで気持ちをよくすることも、悪くすることもできるのだなと感じます。

「なんでこの子はできないのかしら?」と親にイライラされながらそばにいられて子どもが気持ちよく勉強に向き合えるはずもないよなと思います。

一方で、この相当算の単元は、いまの次女にとってはかなりの難所で、いつかは登れる山ではあるのですが、とにかく今はまだ難しい。

迷ったら『1』をどうやっておくの? 割合の比をどう作るの? と、声をかけてくれる人がいたほうが確実に進むのであれば、我が家のネコの吹き出しで言ってもらうぐらいのほうがいいはずだ! と思いました。

今日は第1段階としては、この方法はかなりうまくいきました。

サピックスの課題も、小5ではじめて割合をやる、最初の相当算の問題はそう難しくありません。ほとんどが★か★★。

まずは、★★までの問題を吹き出しの言葉だけで自分で解けると、解けないわけじゃないという気持ちになる様子。

次は、線分図だけで吹き出しなしのヴァージョン。最後は吹き出しも線分図のガイドもないヴァージョンへと少しずつ進ませてみようと思います。