小2で受験!全国統一小学生テスト(11月)の出題範囲や傾向と受験対策
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秋の気配が漂いはじめると、小学2年生の第2回めの全国統一小学生テストの発表が行われます。今回の出題範囲が気になるし対策をして臨みたいファミリー向けに、小学2年生の11月の全国統一小学生テストの出題範囲や傾向をご紹介します。
全国統一小学生テストとは?
中学受験塾である四谷大塚が2007年に開始した最大規模の無料模試です。全国の学習塾と提携し、47都道府県の2000以上の会場で6月と11月の年2回開催されます。

今回は、小学2年生の11月の受験のカリキュラムや勉強方法調査しています。
小学2年生の11月の全国統一小学生テストはどうやって受ける?
小学2年生の「全国統一小学生テスト」の試験科目は「算数」と「国語」の2教科で、それぞれ30分で150点満点の配点です。

2年生と1年生は配点の70%が平均点になるように問題が作成されていることが発表されています。小学3年制からは80%が平均点となります。
テストの方法は記述形式のテストで、小学3年生からマークシート形式になります。
試験教科 |
算数・国語 |
型式 |
記述形式 |
配点 |
算数 |
150点(30分) |
国語 |
150点(30分) |
全国統一小学生テストの2年生の11月のテストの出題範囲
全国統一小学生テストの出題範囲は、「各学年2学期までの教科書の内容+応用力を試す問題」と発表されています。
四谷大塚のHPより
また、全国統一小学生テストのHPには、算数では文章題、国語では論理的思考力が特に重要であることが明記されています。
とはいえ、これだけでは対策をするには少し情報がすくないので、教科書出版社の発表しているカリキュラム表をもとに小学2年生の2学期までの教科書の内容を具体的に見てみましょう。
東京書籍「新編 新しい算数」の小学校2年生2学期までの学習内容からみた出題範囲予想
該当範囲は以下の通りになります。
1.ひょうとグラフ |
●簡単な一次元表,グラフの読み方,かき方 |
☆おぼえているかな? |
●既習内容の理解の確認 |
2.たし算のひっ算 |
●2位数と1~2位数の加法計算 |
●加法の筆算形式 |
●加法の交換法則と検算の方法 |
3.ひき算のひっ算 |
●2位数から1~2位数をひく減法計算 |
●減法の筆算形式 |
●減法と加法の関係 |
●減法の検算の方法 |
★どんな計算になるのかな? |
●2位数の加減についての演算決定 |
4.長さのたんい |
●長さをはかる単位の必要性,有用性 |
●物差しの目盛りの読み方,使い方 |
●長さの単位「センチメートル,ミリメートル」 |
●1cm=10mmの単位関係 |
●直線の概念 |
●長さについての加減計算 |
☆おぼえているかな? |
●既習内容の理解の確認 |
5.3けたの数 |
●1000までの数の読み方,書き方 |
●3位数の位取りの原理,数の構成 |
●1000までの数の相対的な大きさ |
●1000までの数の系列,順序,大小,多面的な見方 |
●10や100を単位とする数構成に着目した加減計算 |
●数構成に基づく加減計算(500+300,530-30など) |
●大小,相等を表す記号の使い方 |
6.水のかさのたんい |
●体積をはかる普遍単位の必要性,有用性 |
●体積の単位「デシリットル,リットル,ミリリットル」 |
●1L=10dL ,1L=1000mLの単位関係 |
●体積についての加減計算 |
☆おぼえているかな? |
●既習内容の理解の確認 |
7.時こくと時間 |
●時刻と時間の概念,区別 |
●1時間=60分,1日=24時間の単位関係 |
●午前,午後の意味 |
☆おぼえているかな? |
●既習内容の理解の確認 |
8.計算のくふう |
●加法の結合法則,( )の使い方 |
●簡単な加減の暗算のしかた |
☆おぼえているかな? |
●既習内容の理解の確認 |
9.たし算とひき算の |
●和が3位数になる,2位数と1~2位数の加法計算 |
ひっ算 |
・繰り上がり1回及び,2回の場合 |
|
・波及的に繰り上がる場合 |
|
●差が2位数になる,3位数から1~2位数をひく減法計算 |
|
・繰り下がり1回及び,2回の場合 |
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・波及的に繰り下がる場合 |
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●百の位への繰上がりがない,3位数と1~2位数の |
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加法計算 |
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●百の位からの繰り下がりがない,3位数から1~2位数をひく減法計算 |
10.長方形と正方形 |
●三角形,四角形の概念と用語 |
●辺,頂点の意味 |
●直角の概念 |
●長方形,正方形の概念,性質,かき方(方眼紙を利用) |
●直角三角形の概念,性質,かき方(方眼紙を利用) |
11.かけ算(1) |
●乗法の意味 |
●「×」「かけ算」などの用語,記号 |
●倍概念の基礎 |
●5の段,2の段の九九の構成 |
●3の段,4の段の九九の構成 |
●「かけられる数」「かける数」の用語と意味 |
●乗数と積の大きさの関係の初歩的な考察 |
★九九ビンゴ |
●活動を通しての九九の習熟 |
12.かけ算(2) |
●6の段,7の段の九九の構成 |
●8の段,9の段,1の段の九九の構成 |
●倍概念の基礎 |
●かけ算九九の表の考察 |
・乗数と積の大きさの関係 |
・乗法の交換法則 |
・簡単な2位数×1位数の乗法計算 |
●かけ算九九を総合的に適用して解決する問題 |
計算は3桁の足し算引き算から、掛け算、( )を使った3つの数の足し算や引き算まで。全国統一小学生テストの1ページ目にある第1問目は1行の計算が出題されます。学校でやりなれたものから、少し難易度が高いものまで必ず出題され、落ち着いてやれば必ず点数が取れるところなので、きちんと対策をしておきたいですね。
また、文章題の時刻やかさをテーマにした少し複雑な問題や、条件設定についての説明が5~6行になるような問題にも慣れておくと落ち着いて取り組むことができます。
全国統一小学生テストのHPより。詳しくはHPをご確認ください。
光村図書「国語」の小学校1年生2学期までの学習内容からみた出題範囲予想
該当範囲は以下の通りになります。(より詳細なカリキュラム表はこの記事の末尾にあります)
- 興味をもって,大事なことを落とさないように聞くことができる。
- 「人物」をもとに役に分かれ,語のまとまりや響きに気をつけて音読することができる。
- 春に関わる言葉を探し,経験と結び付けて文章に表すことができる。
- 友達に知らせるために,身近な出来事から書くことを決め,出来事の様子や自分の気持ちを書くことができる。
- 「人物」をもとに役に分かれ,語のまとまりや響きに気をつけて音読することができる。
- 場面の様子について,登場人物の行動や会話を中心に想像を広げながら読み,声の出し方などを工夫して音読劇をすることができる。
- 読み物や,自分がこれまでに書いてきたものにも主語・述語があることに気づき,文の中や生活の中での主語・述語の関係を理解することができる。
- 漢字にはいろいろな読み方をするものがあることを理解し,文の中で正しく使うことができる。
- 秋に関わる言葉を探し,経験と結び付けて文章を表すことができる。
- 絵を見て想像したことから書くことを決め,「初め」「中」「終わり」のまとまりのある短い物語を書くことができる。
- 順序を考えて教材文を読み,説明のしかたについて考えることができる。
- 説明の順番を考え,言葉のまとまりに気をつけながら文章を書くことができる。
- 自分が考えた道具について,相手に分かるように,話す事柄の順序を考え,声の大きさや速さなどに気をつけて,丁寧な言葉で話すことができる。
- 登場人物の行動を捉えて想像を広げながら読み,自分の経験と結び付けて,感想をもつことができる。
- 1年生に配当されている漢字を文の中で使うことができる。
- 冬に関わる言葉を探し,自分の経験と結び付けて文章に表すことができる。
全国統一小学生テストのHPより、詳しくはHPをご確認ください。
1~2年生の配当漢字を確認しておくことはもちろん、四季を表す言葉は再確認しておくといいですね。
また、論理的思考力を問う条件設定が複雑な問題や、全国統一小学生テスト特有の学校のテストの3~5倍ほどの初見の長文読解問題が出題されることもふまえた対策がおすすめです。
全国統一小学生テスト3つの対策
小学1年生の11月の受験について、全国統一小学生テストの対策はどのようにしたらいいのでしょうか? 3つの方法をご紹介します。
対策1 無料! 全国統一小学生テストの対策授業に参加する
四谷大塚や早稲田アカデミーでは、全国統一小学生テストの申込者を対象に無料の対策授業を行っています。算数・国語で合計120分程度の授業が行われ、対策問題が配布されます。

申込み時に一緒に申し込む受験者が多く、4月末に申込みがスタートする6月のテストでは、5月中の土曜・日曜を中心に3回程度設定されます。
定員制の対策授業のため、早めの申込みがおすすめです。
【レポート】小1の対策授業に参加してみたら?
対策2 親子で勉強する
出題範囲を参考に、親子で勉強するファミリーも多いようです。
全国統一小学生テストの特徴は、受験生が非常に多く、最難関校の中学受験対策を早い時期から進めている子どもも、学校の授業以外の勉強はまだこれからという子どもも受験をする幅広い受験生が受験するテストであること。
計算や漢字などの知っていればできるものから、中学受験に特有の問題まで出題される問題の幅も広くなっています。
まずは、確実にとれる問題で確実に得点する力をつけ、余裕がある場合は「最レベ問題集」や四谷大塚の問題集である「はなまるリトルシリーズ」などにも取り組みましょう。






対策3 四谷大塚や早稲田アカデミーに入塾する
全国統一小学生テストを主催する四谷大塚や、提携する早稲田アカデミーでは普段の授業から「はなまるリトルシリーズ」などのテキストを使った授業が行われています。
また、全国統一小学生テストの会場も四谷大塚や早稲田アカデミーの教室が使われることも多くなっています。
全国統一小学生テストを主宰する四谷大塚、東進ハイスクールなどが所属するナガセの永瀬昭幸社長は、全国統一小学生テストをはじめた理由について日経新聞の取材に対して、
「受けやすくして埋もれている才能を発掘したいのです」「(全国テストは1回で5億円ほどの出費だが)後でグループの塾に入る子も多くあまり足が出ません」と語っています。※
全国統一小学生テストの対策のために四谷大塚に入るというのは本末転倒ではありますが、テストを機会に四谷大塚や東進ハイスクールを知り、納得した上で入塾を決めているファミリーが多いというのも事実です。
全国統一小学生テストの復習法
全国統一小学生テストの復習はどのようにすると、より子どもの力を伸ばすことができるのでしょうか。ポイントをご紹介します。
復習1 無料! 見直し解説授業に参加する
全国統一小学生テストでは、テスト後に「見直し解説授業」が行われています。事前の無料対策授業、テスト、見直し授業とセットで参加すれば、全部で3回、全国統一小学生テストの会場に足を運ぶことになります。
回答も配布されますが、参加することで特に算数などは自分の子ども以外の子どもの考え方や類題に触れることができおすすめです。
復習2 テスト当日に親子で解く
全国統一小学生テストの算数の後半の大問2問や、国語の長文読解などはかなりハイレベルな問題が出題されます。

テスト当日に、まずは親子で問題に取り組みテストの時間の中での子どもの様子や考え方を再現し、どのように考えていたのかを把握することで、子どもの良い点を今後更にのばしていく視点を得ることができます。
復習3 テスト返却後や、次回テストの前に再度解く
テスト当日に親子でテストに取り組んだら、次はテスト返却のタイミングで改めて復習したり、次回の全国統一小学生テストの前に少し時間をおいて前回の問題を時間を計って解く時間を持つのもおすすめです。
復習4 解説動画を親子で見る
テストの後に1週間ほど解説動画が公開されます。これを親子で見ながら復習することができます。
【レポート】全国統一小学生テスト解説動画を見てみたら?
全国統一小学生テストの準備や復習に最適な問題集を口コミでチェック!
「はなまるリトルシリーズ」も「最レベ問題集」も非常に評判がよく成果が出る問題集として知られています。
下記のリンクからは口コミもチェクができるので、実際にこの問題集を使って結果を出したファミリーの学習方法やスタンス、親の悩みなども知ることができます。
口コミをチェックしながら参考書籍をチェック!
【どうする?】全国統一小学生テスト対策講座へ行ってみる(小1・6月)
【どうする?】小1の全国統一小学生テスト解説授業動画を見てみると・・・?(6月)
【引用】
※2012/12/11 日本経済新聞 プラスワン
http://style.nikkei.com/article/DGXDZO49297320X01C12A2W14001?channel=DF210220171905&style=1
※平成27年度版 光村図書 国語 2学年 年間指導計画略案 より
じゅんばんに ならぼう◎興味をもって,大事なことを落とさないように聞くことができる。■声をかけ合って協力しながら目的に沿って並ぶ。
ふきのとう◎「人物」をもとに役に分かれ,語のまとまりや響きに気をつけて音読することができる。○場面の様子について,人物の行動や会話を中心に想像を広げながら読むことができる。○本文中の文型を参考にして,つながりのある文を書くことができる。■音読する。☆身近な自然に目を向け,親しみをもつことを促す題材
春が いっぱい◎春に関わる言葉を探し,経験と結び付けて文章に表すことができる。■春を感じる言葉を探し,経験を文章に表す。☆身近な自然に目を向け,親しみをもつことを促す題材
今週の ニュース◎友達に知らせるために,身近な出来事から書くことを決め,出来事の様子や自分の気持ちを書くことができる。○書いたものを読み合い,感想を伝え合うことができる。■1週間の出来事などを知らせるニュースを書く。☆出来事を書いて知らせる。☆学校生活,身近な自然,季節の行事などに目を向けさせる題材
ふきのとう◎「人物」をもとに役に分かれ,語のまとまりや響きに気をつけて音読することができる。○場面の様子について,人物の行動や会話を中心に想像を広げながら読むことができる。○本文中の文型を参考にして,つながりのある文を書くことができる。■音読する。☆身近な自然に目を向け,親しみをもつことを促す題材(道徳・生活科)
お手紙 ◎場面の様子について,登場人物の行動や会話を中心に想像を広げながら読み,声の出し方などを工夫して音読劇をすることができる。○手紙を書く楽しさを知り,物語の登場人物に言ってあげたいことを手紙に書くことができる。・物語を読み,自分の経験と結び付けて,感想を発表し合うことができる。■音読劇をする。☆手紙を書く。(生活科)☆関連読書(図書館活用)
主語と述語◎読み物や,自分がこれまでに書いてきたものにも主語・述語があることに気づき,文の中や生活の中での主語・述語の関係を理解することができる。
かん字の読み方◎漢字にはいろいろな読み方をするものがあることを理解し,文の中で正しく使うことができる。
秋がいっぱい◎秋に関わる言葉を探し,経験と結び付けて文章を表すことができる。■秋を感じる言葉を探し,経験を文章に表す。☆身近な自然に目を向け,親しみをもつことを促す題材(道徳・生活科)
お話のさくしゃになろう◎絵を見て想像したことから書くことを決め,「初め」「中」「終わり」のまとまりのある短い物語を書くことができる。○物語を読み合い,感想を交流することができる。・書いた物語を読み返して,誤字・脱字を直したり,句読点,助詞,かぎの使い方を正したりすることができる。■物語を創作する。☆想像したことなどから,表したいことを見つけて表す。(図画工作)
かたかなで書くことば◎片仮名で書く言葉の種類を知り,片仮名を使った文を書くことができる。■片仮名を使った文を作る。
しかけカードの作り方◎順序を考えて教材文を読み,説明のしかたについて考えることができる。○言葉には,意味による語句のまとまりがあることに気づくことができる。■物の作り方を説明した文章を読む。☆遊びに使う物を工夫して作ることに目を向けさせる題材(生活科)☆関連読書(図書館活用)
おもちゃの作り方◎説明の順番を考え,言葉のまとまりに気をつけながら文章を書くことができる。○文章を読み返し,間違いなどを正すことができる。・おもちゃの作り方の説明書を書くために,必要となる事柄を集めることができる。■絵と文で作り方を説明する。☆絵と文で,物の作り方を説明する。 (生活科・日常生活)☆遊びに使う物を工夫して作ることに目を向けさせる題材(生活科・図画工作)
あったらいいな,こんなもの◎自分が考えた道具について,相手に分かるように,話す事柄の順序を考え,声の大きさや速さなどに気をつけて,丁寧な言葉で話すことができる。・大事なことを聞き落とさないように気をつけながら友達の話を聞き,感想を述べたり,質問をしたりすることができる。・互いの話を集中して聞き,話題に沿って話し合うことができる。■尋ねたり応答したりする。■自分の考えた事物の説明をしたり,説明を聞いて感想を述べたりする。
☆伝えたいことについて,話す事柄や順序を考えて発表する。(日常生活)
にた いみのことば,はんたいのいみのことば◎類義語や対義語に興味をもち,言葉には,意味による語句のまとまりがあることに気づくことができる。
わたしはおねえさん◎登場人物の行動を捉えて想像を広げながら読み,自分の経験と結び付けて,感想をもつことができる。・文章の中の大事な文や言葉を書き抜き,あらすじをまとめることができる。■あらすじを紹介する。
かん字の広場④◎1年生に配当されている漢字を文の中で使うことができる。・数を表す言葉を使って,つながりのある文を書くことができる。■絵と対応する文を書く。
冬がいっぱい◎冬に関わる言葉を探し,自分の経験と結び付けて文章に表すことができる。■冬を感じる言葉を探し,経験を文章に表す。☆身近な自然に目を向け,親しみをもつことを促す題材(道徳・生活科)
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