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【頌栄の学校説明会のポイント】
✅海外宣教師ではなく日本人によるクリスチャンスクール
✅生徒の2割が帰国生 このボリュームの帰国生はなかなかない
✅理数系、文系に加えて芸術系にも進学。芸術系への進学が多いのは生徒のやりたいを伸ばした結果 そうなっている

個人的な感想と印象です。ぜひご自身で学校に足を運び、
塾や家庭教師、個別指導の先生とご相談ください。
記事の内容はそんなときの会話の糸口になったらうれしいです。

頌栄の塾別偏差値比較と合格者数

サピックス四谷大塚早稲アカ日能研ena首都圏模試
偏差値①49/
②52
①61/
②61
①58/
②61
見つけられず
合格者数7369466431

全生徒1,300人のうち約2割が帰国生です。入試日程は2回。①2月1日と②2月5日差をつけずどちらも100人定員になるように合格が出ます。繰り上げ合格は出ません。頌栄の入試の特徴的なところです。

ちなみにサピックス偏差値35の55での進学先

頌栄の大学進学実績

文学・教育・教養学部に20%、法律・経済・社会学部に35%超、理学・工学・農学部に約19%。芸術・家政系にも3、7%とさまざまな分野に進学をしてい流のが頌栄の特徴です。

また、国公立、早慶上智への進学者は57.5%と、半数を超えます。

上智の合格者が150人を超えていて進学者が15人という数字を見ると、頌栄の強さを感じます。
明治、立教、青学といったあたりの強さも、帰国子女2割超えで英語が圧倒的にできる子が多いから軽い大学受験勉強で楽々合格しているのでしょうか(想像)?
一方、2割超えの帰国子女たちが、海外大学へ進学しないのはなぜだろう? 海外経験が長いと日本の大学に行きたくなるのかしら? などとも妄想。大変不思議に感じました。

頌栄の学校説明会で驚いたこと 日本人によるクリスチャンスクール

「頌栄(しょうえい)」とは、「神の栄光をほめたたえる」という意味の言葉で、讃美歌の中にも6曲ほど「頌栄」と名づけられたものがあります。

創立はおよそ140年前の明治時代。鹿鳴館がオープンした翌年に開校し、開校の式典には福沢諭吉も参加しました。慶応への進学実績が高い印象があるのでこの辺りは何となく「なるほど」という感じを受けました。

男女は同権でも同質ではない

明治期に開校したミッションスクールの多くは外国人宣教師によって開校されたものででしたが、頌栄はキリスト教徒の日本人・岡見清致(きよむね)によって開校されたクリスチャンスクールで、今も校長はその子孫が努めています。

学校紹介のプロスペクタス。プロスペクタスという言葉も今回初めて知りましたが、「趣意書」という意味のラテン語のようです。プロスペクタスの学院のあゆみというページには、学院ができた当時の白金台のあたりの様子を描いた島崎藤村の「桜の木の熟する時」について触れられており、島崎藤村の師であり、大町協会(現在の高輪教会)の牧師であった木村熊二が校長に就いたという経緯なども解説されているのを興味深く読みました。

島崎藤村ーキリスト教ー破戒 ある意味ゴールデントライアングル。周辺の桜の木の下を藤村も歩いたであろうと思うと、興奮します。

そんな頌栄女学院で育てたいのは、教養や品性高く、社会に貢献できる人。バランスの良い生き方ができる人。教育の目標は生徒が満足のいく進路に向かえるように奮い立たせるように指導をしています。

ここで、満足して向かえる「進路」とは、満足して向かえる「大学」ではない。それを象徴するような事例が、進学実績に、理系や文系と言われる学校以外の芸術系などにも大きな割合の生徒が進学しているという説明が印象的でした。

授業は月曜から金曜、土曜日は教会への出席をすすめています。毎週1時間聖書の授業があり、この授業は日本キリスト教団からの1学年1人の牧師先生がた合計6人がチームを組んで行っています。

イースター、花の日、クリスマスなどは盛大な学校行事として行います。

宣教師が創立したミッションスクール(女子学院・フェリス・横浜共立等)と日本人が創立したクリスチャンスクール(頌栄、洗足)の違いとは何だろう? という視点でみていると、キリスト教をベースにした平和教育や人権教育の有無かな? という印象を頌栄で受けました。
同じように広島や長崎、沖縄に修学旅行に行っても目指すところが違う。弱者や隣人の痛みを当事者のように感じるというところまでは踏み込まないのが頌栄や洗足でのキリスト教な気がします。
すでに書いた学校説明会の感想の記事では、頌栄をフェリス横浜共立のキリスト教をベースにした学びと比べていただくと、かなりの違いがあるという印象を持った理由を感じていただけるかもしれません。受験される場合にはぜひ説明会にご参加を!
このあたりは家庭による学校選びのポイントになりそうです。
(個人の感想です、何がいいとか悪いとかではありません。本気すぎるキリスト教をベースにした教育にアレルギーがあるご家庭も多いかと)

帰国生22%

帰国生4:一般生6のクラスが3クラス、一般生だけのクラスが2クラスの合計5クラス編成です。日本にいながらにして、海外経験豊富なクラスメートとの学びがお互いに刺激を与え合います。

圧巻の海外プログラム

中2 軽井英会話研修
中3 カナダ語学研修
高校生 イギリス語学研修

帰国生の多い頌栄では中2から希望者向けの宿泊の語学研修が行われています。

日本で初めての校外学習、タータンチェックの制服スカート

頌栄は日本で初めてが多い学校です。校外学習を初めて行ったのも頌栄。宣教師の軽井沢の別荘で初めて郊外学習が行われました。

また、制服のスカートにタータンチェックを用いたのも頌栄が初めてです。

約9割がクラブに所属

聖歌隊を含めてクラブは35あります。日本で6校が参加したうちうえから2つ目の賞をいただいた模擬国部、理科研究部、弓道部などは100名を超える人気のクラブです。

頌栄の合格に近い塾・合格しやすい塾は?

サピックス四谷大塚早稲アカ日能研ena首都圏模試
偏差値①49/
②52
①61/
②61
①58/
②61
見つけられず
合格者数7369466431

サピックス、四谷、日能研が強いですが、enaがここにきて登場! enaは公立中高一貫校に強い塾ですがこのあたりの記述のボリュームががある学校にも強くなってきているのですね。恐るべしena。

こう書くととあれですが、サピックス経由頌栄、ena経由頌栄では、子どもが入試までにこなしたテキストの量と受けたプレッシャーに何千里の開きがありそうという嫌なことも考えてしまいました。

学校説明会では、入試問題と一緒に、策問者らのメッセージも!

頌栄の算数は、途中経過も採点対象ですが、何の計算かわからない計算がよく見られようです。何の計算をしているのか言葉も添えて明示してあると採点者にわかりやすいというコメントもありました。

また、図形の問題では、何とか頑張って「補助線の最初の一本ひいてほしい」そういうことができる子が欲しいというようなコメントもありました。

こういう話を聞くと、学校説明会にはやはり参加するべきという気がします。

時事的なニュースを切り口とした問題が出題され難しいという印象がある理科や社会は、一見むずかしそうでも解説文や導入文に必ずヒントがあります。読み飛ばさないことを心がけましょうとのこと。

また社会は、地理歴史公民の融合問題で難しいと必ず言われますが見た目に惑わされないように普段触れていることにひきつけて解くことを心がけましょう。記述では出題の意図を正確に捉えていない解答がよく見られますとのこと。

全教科を通じて、策問者の意図は何なのか? 必ず考えて解くようにしましょうといった説明がありました。

過去問研究をする価値が高い学校というか、過去問研究こそがキモの学校です。通っている塾の先生にご相談するのもよし、SS-1などの個別指導塾なども検討もおすすめです。資料請求の資料やお試し体験もとても役に立池ます。

(あくまで受験生の親としての私見です。詳しくはぜひこんな話を聞いたのですがとご担当の塾の先生へお願いします)

頌栄と併願されることも多いフェリス女学院・学校説明会詳細レポ

【フェリス女学院の学校説明会のポイント】
フェリスの「自由」は「ただの自由」ではない
✅自由のための学問
✅思索のために徹底的に「書く」

詳しくは以下のリンクから記事をチェック!

頌栄と体育系部活の交流試合を文化祭で見た横浜共立学園の・学校説明会詳細レポ

【学校説明会のポイント】
宗教色が強く規律に厳しい学校という評判通りに説明会も聖書の話からスタート。
一方、説明会途中の中2の学校インタビューは元気いっぱいなのに驚き
✅横浜市指定文化財1号の校舎を守り、平和教育、ハンセン病プログラムあり
✅160人中約100人が国公立早慶上理医学薬学部に進学

詳しくは以下のリンクから記事をチェック!