中学入試本番の前日にやってよかったこと、悪かったことを、男の子と女の子の先輩ママAさん、女の子2人の先輩ママBさん、男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)とおしゃべりしました。
主に不安なく受験の日を迎えるために考えたこと。よくも悪くも親としても中学受験の最後に日の前日、覚悟が決まるようなところもありました。
【おしゃべり好きなママ友3人】
■男の子と女の子の先輩ママAさん
サピックス偏差値50前後の男子校とサピックス偏差値53前後の女子校の子供のママ
■女の子2人の先輩ママBさん
サピックス偏差値50~55前後の女子校のママ
■男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)
サピックス偏差値65前後の男子校のママ
先輩中学受験ママが、入試初日の前日にやって後悔したことは?ーーそれはやっぱり親子喧嘩
女の子2人の先輩ママBさん「入試前日にやってよかったことや、反省してることってある?」
男の子と女の子の先輩ママAさん「反省してるのはやっぱり直前の『親子喧嘩』だな。前日の夜から親子喧嘩になって2月1日の朝一には子供が号泣して『もう試験会場に行かない!』『絶対合格できない!』って息子が言ったときにはアタマが真っ白になった」
「『何言ってるのよ! 行くよ!』って言ってる自分は覚えているけれど、どうやってクルマに乗せたかも覚えていない。でも会場には確かについていたし。『行ってくる!』って校門のところで息子が言った顔を覚えているから、行ったんだよね」
女の子2人の先輩ママBさん「どうして喧嘩になったの?」
男の子と女の子の先輩ママAさん「そこ聞いちゃう?」
女の子2人の先輩ママBさん「ごめん。聞いちゃう。でもその話はものすごく後悔した話として先輩に聞いてたから私は2月1日は絶対親子喧嘩しないようにしよう! って思ってなんとか頑張った」
「だけど結局うちも2月3日の朝に親子喧嘩してしまった」
「うちの2月3日の親子喧嘩の理由は何だと思う? 寝坊よ! 親子で寝坊して、子供がぐずぐずしている上に、遅刻しそうなのにトイレで漫画読んでいたから親が声を荒げて子供が不貞腐れたのよ! 低レベルな修羅場だったわ。『私もう無理! あなたが送って行って!』 と入学金の払い込みで待機していた夫と私がバトンタッチした。もう試験の時間まで3時間もないというときに行きの電車の中で愚痴愚痴言いそうな私よりも、切り替えて夫と行った方がいいかなって」
男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「パパ、グッジョブ! 2月1日は伴走していた方が一緒の方がよさそうだけれど、3日ぐらいになると、少し冷静なパパと気持ち切り替えて向かうのもありだよね」
女の子2人の先輩ママBさん「中学受験の後に白川寧々さんの『中受直前の漫画やゲームはやる気ないからとかサボってるとかじゃなくてマジで「その時の自分に必要だから」パターンあるんだってば。人の不安や焦燥を受け止めるのがコンテンツなんです。全面逃避ならもちろんダメだけどそこそこ成績や手ごたえもあってのことならキレないであげて』というコメントを見て反省したわ」
男の子と女の子の先輩ママAさん「さっき、2月1日の親子喧嘩の理由を『そこ聞いちゃう?』って言ったけれど、実際はもう覚えていないんだよ。試験直前の喧嘩のきっかけを。息子も私も」
「とにかく入試が近づくにつれてものすごく緊張していた。前日の喧嘩の原因もたぶん本当にささいなことだったと思う。『前日なんだからだらだらしないで』みたいな声かけをしたのが息子のイライラを刺激しちゃったのかもしれない」
「今だから言えるのは、親がそのぐらい緊張しているんだから子ども本人はもっともっと緊張していたと思う。だから、前日の喧嘩では子供も自分でもわざとじゃなく親を挑発するような行動をとるよね。それが2月1日まで影響して『昨日ママと喧嘩して勉強できなかったから絶対落ちる!』って朝から不機嫌で声をかけたら突然泣き出してそう言うんだよ。もう忘れられない時間だった。でも細かい記憶はないんだよ」
「結局、そうやって受けた2月1日はダメだった。2月2日の試験を受けた後に塾に行って先生ともう一度問題を解きなおして、とにかく問題をいつもと同じように解いたんだよ。1時間ぐらいかな? そうしたらつきものがとれたみたいに落ち着いて、その日は早く寝て親子ともに落ち着いて2月3日の学校の門のところではちゃんと見送れたよ。その夜の合格発表をパソコンで親子で見たときの喜びは忘れられない」
男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「母親に女優になって! ってよく聞くじゃない。女優どころじゃないよね。観客は女優を挑発しないけど、子供はいろいろやってくるからね。でもそれも含めて一番親しい親に甘えてくれてたのかな? 成長途中の自立の反発だったのかな? と思うんだけど、それは、1年経てばそうだったなってわかるけど、渦中にいるともうなんとも言えないものがあるよね」
女の子2人の先輩ママBさん「入試の日や模試の前に親子喧嘩になっちゃったんだろう? ってもうずーっと考えてる。大人はもう絶対そういうことになるまいって気持ちでいるのに、ものすごく自制しているのに、なっちゃうときがある」
「もう直前に喧嘩になっちゃったときは後悔している時間も惜しいじゃない? 喧嘩しちゃったときの対策も考えておいたほうがいいんじゃないか? という気もしている。それはじゃあ何? って考えたときにまだ答えは出てないのだけど」
男の子と女の子の先輩ママAさん「結局、喧嘩しちゃっても、1分で終わる言い合いなら全然問題ない。いつも10分喧嘩しちゃうなら5分に、1時間やりあっちゃうなら30分に、毎回少しでも短くしていくぐらいとか? そのぐらいしか今のところ思いつかないな」
入試前日にやってよかったことは? 厳選3つは?
女の子2人の先輩ママBさん「入試前日にやってよかったことはある?」
中学入試前日のおすすめの過ごし方(1)前泊してファミレスで勉強が落ち着けた
男の子と女の子の先輩ママAさん「うちはもうホテル前泊よ。兄の2月1日の反省を踏まえて、妹の受験のときには前泊した。距離的には前泊する必要はなかったの。だけど家の中っていろいろなものがたくさんあるじゃない? 家事も無限にあるじゃない? もう気持ちを子どもの受験だけに集中したかったから前泊したわ。前泊しちゃうともう料理も片づけすらも必要ないじゃない。受験生以外の家族の面倒なんてもう私には無理だったの。もしかしたら私と娘で最初で最後の2人での時間だったかもしれないわ」
男の子と女の子の先輩ママAさん「前泊って、慣れない部屋で勉強しにくいかなって、踏み切れなかったけどどうだった?
男の子と女の子の先輩ママAさん「勉強はホテルの部屋じゃなくて、ホテルの近くのファミリーレストランでした。なれないホテルの部屋でするより、中学受験で気分がのらないときにやっていた、ファミレス勉強の方が落ち着くかなって。それはよかったな~って。別にホテルから一駅先のファミレスでもいいのよ。どちらにしても会場まですぐそこなんだから。ファミレスやマクドナルドはどこも雰囲気変わらないからね。気が散ることと変化を減らすっていうのもいいよねって思った」
中学入試前日のおすすめの過ごし方(2)1週間を乗り切る料理を仕込むと目の前のことに手を動かせて安心
女の子2人の先輩ママBさん「ふむふむ。それは次があれば検討しよう。私は、前日に豚汁とおでんを仕込んで、ふるさと納税のお刺身が届くようにしておいたのがよかったよ!」
男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「豚汁は私も仕込んだ! 野菜とお肉がしっかり入って美味しいから子どもも喜んでた! 後はお節料理のように黒豆を煮て、紅白なますも作った! これでもう3日は料理しなくても必要な栄養素はだいたいとれる! と思うと安心した」
女の子2人の先輩ママBさん「料理を作っていると、目の前のことに向かって手を動かすから親も落ち着けるよね」
女の子2人の先輩ママBさん「でも、今考えると、それも必要なかった気がしている。料理をして落ち着くならすればいいし、しないといけないと思ってそれがストレスになるなら、ウーバーイーツでも出前館でも頼めばいいし、何だったら1週間カップラーメンでもいいよね」
「佐藤ママが書籍で試験の前にはサンタクロースのようにカップラーメンを買い込んで食事の用意はしない! と言っていたのが今ならわかるな」
「一生のうちで結果を出さなければいけないときがある、いつも通りにしたほうが結果が出せるならすればいいし、いつも通りじゃなくてとにかく結果を出すことに集中する1週間があってもいいよね」
中学入試前日のおすすめの過ごし方(3)最後の入試締め切り日のチェックと振込みシミュレーション
男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「私は試験会場へのシミュレーションや持って行く入試要項のプリントアウトをもう一度、ちゃんとやろう! 親が今することはこれだ! って自分に言い聞かせながら何度もしていた。あれは子供のためというより、自分のためだったな」
「乗り換えの電車の時間の確認とか、乗る電車のホームの番号まで手帳に書き込んじゃった!」
「でもここで大事なことに気づいたの! 1日目の入試の結果次第で2月2日や3日の受験先を帰るとき、申込最終日が前日の深夜12時直前のところと、前日のお昼の12時のところと、前日の午後4時のところがあったの! 時間にまで気づいてなくて、翌日の試験校は入試の後少し勉強して夕食が終わってから再調整を毎日したらいいよね! という気持ちでいたから焦ったよ!」
女の子2人の先輩ママBさん「わかる! 私は実際に深夜11時30分から出願をしようとして、家のWifiが不調で本当にギリギリ滑り込みで入金が完了した学校がある! 私ののんびりのせいで子供が受けられなかったらもうどうしよう! って焦ったよ」
「前日のしかも時間ギリギリの出願は最後の手段。とにかく2月1日~5日までの連戦の間、その日の試験が終わるお昼ごろまでには絶対次の試験がちゃんと出願できているか確認するようになった」
「子供を試験会場に送り届けて親の待機場所に入って最初にすることは、翌日の出願ができているか確認するのが安心だよね」
男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「少し後のことだけど、入学金の振込もギリギリだと本当に振り込めているか緊張するよね。1日は余裕を持って振り込んで、振込締め切り日は一応もう一度確認するようにしたいよね。手続きミスがゆるされないことだから」
女の子2人の先輩ママBさん「わかる! 入学金はネットバンキングで振込したんだけど、実際に入学が本当に決まって振込が必要になった授業料だか、寄付金だかは、振込用紙で支払いで、締め切りギリギリの11時30分にみずほ銀行で支払おうとしたら、みずほ銀行に口座がない人は降り込めません! って言われたの! 口座はあったんだよ! でもそれが旧姓の口座だったの!」
「もう焦って、学校に電話したら、もう入学金とかは支払ってあったから、『振込用紙使わずにネットバンキングで大丈夫ですよ』遅れても大丈夫ですから、落ち着いてくださいって言われた」
男の子と女の子の先輩ママAさん、女の子2人の先輩ママBさん、男の子の先輩ママCさん(下の女の子は小4)「とにかく、落ち着いて、いつもの100倍丁寧に慎重に過ごしたいよね」
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