こんにちはモンテッソーリ教師のにこにこママです(@kidsedujapan1)。子どもの勉強に付き合うのはなかなかハードですよね。
そんなとき、読むと助けてくれるのがこの漫画「ドラゴン桜(7) (モーニング KC)」。理由はこの中にものすごい量の勉強法が書かれているためです。その時々に何らか助けが見つかります。第7巻では「メモリーツリー」を使う方法が紹介されていました。
「メモリーツリー」とは?
トニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱する「マインドマップ」のように関連した事柄を放射状につなげて状況を整理する方法を記憶に応用する方法です。
マインドマップにはペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック)をはじめ、ビジネス、自己啓発、教育分野に応用した沢山のベストセラー書籍も出ています。
今回我が家で書いてみた理科の「メモリーツリー」がこちら。
最も重要な概念を中央に起き、そこから網目のように、情報を関連づけていきます。
「メモリーツリー」が記憶にいい理由は?
マンガ「ドラゴン桜(7) (モーニング KC)」の中では「メモリーツリー」がおすすめな根拠として、灘高から東大へストレートに合格し、医師国家試験を目指す人の勉強法として「メモリーツリー」がすすめられています。
短時間で合理的に医師国家試験の勉強をするために、メモリーツリーを使って流れを整理することが出来るとされています。
中学受験で「メモリーツリー」を使ったら?
小学4年生の夏休みの社会の講習ではしっかり勉強して9月頭の試験に備える必要があるのですが、関連付けた使える知識として身につけていきたいため、少しずつ親子で取り組みはじめました。
社会は一学期に日本の大まかな地理を、夏休みに地理と連動した産業について学んでいます。
このときに、「根釧台地→酪農が盛ん」と単純に覚えていくのではなく、千島海流からくるやませによって寒冷な地形のため米作りができず酪農がおこなわれるようになった。という流れで論理的に記憶していきます。
「メモリーツリー」を作るのに必要なことは?
マンガ「ドラゴン桜(7) (モーニング KC)」では様々なテーマでおすすめの「メモリーツリー」の書き方とポイントが紹介されています。
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- 「関連づけ」る
- 絵や色ペンで「強調」する
- 関連性の強弱や意味をつなぐ線の太さや色で表現する
- どんどん書き込む
- 根の部分には出来ごとの根幹となる内容を入れる
- 語呂合わせも考えてみる
「ドラゴン桜(7) (モーニング KC)」では、言語を司る左脳とイメージを司る右脳の機能の違いを利用し、左脳で関連性を、右脳で絵や色ペン、語呂合わせを記憶し、右脳と左脳の両方を使って勉強することができる方法として紹介されています。
親子で「メモリーツリー」を書いてみたら?
親子で一緒に書いてみるとある程度知識がないとメモリーツリーを自分でゼロから書くことは小学4年生には少し難しいようでした。
長女:ママ、書くの難しい。ママみたいに書けないよ~。
ママ:ママが書いたのをアレンジしてみるのはどう?
長女:それならできそう! 絵はママより私のほうが上手だしね。
長女:ねえ、ママ。「川」を同じ青色で囲んだり、「平野」を緑で塗ったりするといいかも。
ママ:そうすると「平野」と「川」が必ずセットになっていることがわかるね。
枝の出始めは「平野」でも枝の最後の産業は「酪農」だったり「米」だったり、「トウモロコシ」だったりするね。
「メモリーツリー」を書いてよかったことは?
「メモリーツリー」というツールがなければ、音読をそばで聞いているだけで終わってしまいがちな勉強に楽しく主体的に向き合えた点が良いと感じました。
このまま続けていきたいと思います。