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2月5日の娘の3年間の中学受験が終わりました。娘の進学先は第3志望の学校となりました。そこから約1カ月気持ちがくるくると変わり、苦しくて仕方がありません

もしかしたら、子供自身よりも親のほうがつらいのかもしれません。親の方は今回達成させてやれなかたことの意味をよく理解できているから。

どんな変化があったのか1週間ごとに振り返ります。

1年がたってようやく少し落ち着いてきました。時間が薬でした。

中学入試で第一志望に合格できなかったときの苦しみの変化(1)終了直後→少し残念だなという気持ち

受験終了直後はとにかく「終わった!」「解放された!」という気落ちでいっぱいでした。偏差値で学校や子供を見なくていい。いいところをいいと感じるのでいい。そいう気持ちは久しぶりでうれしかったです。

そして、とにかく全落ちは免れた最低でも引き分けに持ち込めた! という気持ちも強くありました。

一方で夫は、「悔しい。もう少し早く過去問の分析方法がわかっていたら、完全に過去問分析をいて送り出してやりさえいたら、少なくとも第2志望には合格させられた」と、夜に1人でお酒を飲みながら入試問題を解いてレポートを作成していました。2年後の次女の受験のときの自分へのレポートです。

中学入試で第一志望に合格できなかったときの苦しみの変化(2)1週間後→もう少しできた、絶対合格させてやれたのにできなかったという気持ち

受験終了後1週間ほどすると、「後少しで必ず合格させてやれたのに」という気持ちにときどきふっと襲われました。

親の私は通っていた塾の入試結果を見る勇気もないのに、子供のは親よりもっときちんと受け止めていて、「後悔する」ということにもきちんと向き合っているようで、ときどき恥ずかしくなりました。

中学入試で第一志望に合格できなかったときの苦しみの変化(3)2週間後→なぜうちの娘が合格じゃないんだという気持ち

入試終了後2週間を過ぎることになると、「なぜ!」「どうして!」という気持ちがさらに強くなって、毎日そのことを考えるようになりました。

そんなときには、近所の塾の合格者の張り紙を見ると動悸が速まるほどでした。

塾では友達同士で受験校の話をしないようにと言われていましたが、それは本当だと思いました。情報がなければ気持ちが乱れることもないからです。

中学入試で第一志望に合格できなかったときの苦しみの変化(4)3週間後→なぜ合格させてやるために効率よく時間を使えなかったんだ! という苦しみから抜けられない

3週間ほどすると、「なんで合格できなかったのか?」という気持ちはもっともっと強くなります。

「何で?」という気持ちがあまりに強くなると、誰かが第一志望に合格したと聞くだけでうらやましくて胸が苦しくて仕方がなくなるのだと知りました。

入試が始まる前や入試が始まった直後は、第3志望に合格できればいいと思っていました。だけれど実際は、第3志望よりもっと上に行かせたいと強く思っていたことにも気づきました。

こんな気持ちを脱ぎ捨てていかなければいけないとわかっている。

2年後に受験を迎える次女のときには、こんな気持ちにならないように、向き合えればいいなと願っています。

中学入試で第一志望に合格できなかったときの苦しみの変化(5)1年後→少しずつ過去の経験になる

中学に入った最初のころは「今度は少しでも学校の成績を上げさせなければ!」ということに集中してやりすごしていたように思います。中学受験に期待した親が学校の勉強に焦点を移してやいやい言ってるだから子どもからしたら迷惑な話です。

それでも最近では、テストの結果を聞いたりテスト前に声をかけるぐらいになりました。

多少テストの成績が悪くても、もう中学受験のときのように声を荒げたり、教科書を投げたりすることはありません。むしろ中学受験の勉強中に自分が子供が勉強しないからといってテキストを投げたりしたことが信じられません。

周囲の人、特に親戚からは、本当に落ち着いてきたのでもう安心してみていられると言われます。そのぐらい中学受験の最後の1年は鬼気迫る雰囲気を漂わせていたようです。

最近はときどき、この子の応援団長でいられるのはあと何年もないなと寂しくなります。ここからは子どもをぐいぐいとひっぱるのではなくて、ただひたすら声援をおくり、何かあったときに子どもの心の波止場になれる母親になりたいと思います。