フェリス女学院・横浜共立とともに横浜女子御三家の一角を担う「横浜雙葉」。横浜山手のお嬢様学校! というイメージが強い横浜雙葉の文化祭「雙葉祭」とはどのようなものなのでしょうか? 実際に行って感じたポイントをレポートします。
横浜雙葉とは?
閑静な横浜山手エリアにあるフランス系のカトリックミッション・スクール。横浜雙葉小学校の募集定員が1学年約80名。中学の募集定員が約100名。中学からの入学者の方が若干多くなりますが、横浜雙葉小学校の雰囲気を引き継ぎつつの学校生活となります。
文化祭にも小学校の制服を来た親子連れがたくさんみられました。
また、文化祭のネームタグは在校生、卒業生、来校者でそれぞれ色が違います。在校生の保護者や卒業生はセミフォーマルな紺やアースカラーの上品な服装がめだちました。
卒業生には、アナウンサーの八木亜希子さんや、作家の三浦しおんさんなどがおり、最近では虫を愛するクイズ女王・篠原かをりさんなども注目を集めています。
本日夜21時の世界ふしぎ発見!に出演させていただきました!
子供の頃から見てたすごく素敵な番組で夢みたいです!
ミステリーハンターの方のとにかく楽しそうな映像に引き込まれます
全部見てください! pic.twitter.com/OYpz6bOa57— 篠原かをり (@koyomi54334) 2018年10月20日
横浜雙葉はどこにあるの?
最も近いのがみなとみらい線「元町・中華街」駅。徒歩で約6分です。「元町・中華街駅」からは駅のエスカレーターで山の上の出口まで行くので上り坂はあまりありませんが、JR「石川町駅」「山手駅」から行く場合は、かなりの上り坂を覚悟していく必要があります。
横浜雙葉の文化祭で配布されるものは?
文化祭で配布されるのはパンフレットの他に「YOKOFUTA GAZETTE」、「横浜雙葉新聞」。
クラブの受賞や校内のコンクールの発表、卒業生へのインタビューなどもあり、学校の雰囲気が伝わってきます。
ここまで立派な英語新聞を発行している学校はあまりないかもしれません。
横浜雙葉の在校生の雰囲気とは?
横浜雙葉の在校生のイメージはというという、パンフレットにあるようなこんなイメージ。
そんななか、女子校らしさというのでしょうか、「女の子でもここまでやるんだ!」という印象を強く受けたのが「生物部」の「鶏頭の解剖」です。
「生物部」の長年の人気コンテンツのようで、朝から整理券を手に入れた子どもたちが時間になるとたくさん集まってきます。
参加者は1人ひとり白衣を着せてもらいお姉さんから「小脳は…」「眼球は…」といった解説をしてもらいながらマンツーマンで体験をさせてもらうことができます。
篠原かをりさんのような人を輩出している土壌を何となく感じる体験でした。
また一方で、「家庭部」の「ピーターラビットのカフェ」では生徒たちが考えたレシピによるカフェが開かれ、長蛇の列となっていました。
横浜雙葉の文化祭「雙葉祭」のクラブ活動などの出し物は?
今回も「横浜雙葉らしいものとして何をみたらいいですか?」と、聞いてみると「器楽部」ですとの答え。全校で130名が所属する横浜雙葉最大のクラブです。
また、演劇部なども優秀な成績を集めているようで、ツイッターなどをチェックしていると横浜雙葉の演劇部をチェックしに出かけた演劇高校生のツイートなども見られました。
横浜雙葉の文化祭「雙葉祭」は招待制? 何時に行くのがいいの?
女子校の文化祭のため基本的には招待制ですが、受験生とその保護者は招待状なしで入場ができます。
鶏頭の解剖11時~やカフェなどは早めに出かけるのがおすすめです。とくにカフェは待ち時間も長いので早めに出かけて、パパかママが行列に並びながら片方が子どもと校内を回ると効率よく回れます。
横浜雙葉の文化祭を小学生は楽しめる?
基本的にはほとんどの教室発表で参加者が参加できるプログラムを設けています。
「生物部」ではそれぞれの研究テーマの掲示を観た後、担当の生徒が出すクイズに答え解説をしてもらう、「文芸部」では「シンデレラ」につての発表内容を見てクイズの答えたり、時間をきちんと測れるかを競うゲームをするといった展示になっています。
横浜雙葉の設備は?
近代的な校舎と歴史ある校舎の両方が見られる横浜雙葉。教室は明るく、都内の学校に比べると敷地も広く低層階の構成となっています。
2003年に新校舎が完成し、情報ネットワーク化が充実、情報教育に対応するITワークショップルームや図書館が新装されました。
まとめ 女子校らしさ満載!
各学年ごとに学年カラーが決まっている横浜雙葉、「水色の代」などと各学年を表現します。最大のクラブ「器楽部」や高2が完全に裏方と演出にまわり中1から高1までのキャストを指導する「音楽部」では講演後に、先輩たちに涙で花束を渡すシーンが定番。
こういう流れに上手くのれれば楽しい学園生活を、個人主義なタイプは個人主義なタイプなりに仲間をみつけてやりたいことに夢中になれる場をみつけられる。
そういう学校なのかもしれません。
ただ、母親だけでなく祖母も、その祖母も横浜雙葉出身ですという家族連れも多く見られ、小学校からの入学組のママたちの会話を聞いていると「○○に住んでいる○○さんとお友達の○○さんよ」という紹介のしかたも聞かれ、持つものと持たざるものの差は如実にでる学校生活にはなりそうです。
横浜雙葉について知る必読書をチェック!
横浜雙葉についての書籍はあまりありませんが、卒業生の三浦しおんさんの「風が強く吹いている」は、中学受験問題にも出題される書籍です。
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