法政第二の文化祭で行なわれた学校説明会では「入試問題解説」も行なわれました。その内容を紹介します。
法政第二の入試問題概要と合格ライン
国語・算数各100点、理科・社会各75 点。理科社会が国語算数の半分ではなく75%と比較的重視しているのが特長です。
- 国語 100点 50分
- 算数 100点 50分
- 理科 75点 40分
- 社会 75点 40分
合否判定は4教科の合計点で行なわれ、データではすべての教科をバランスよく得点する子どもが安定して合格するという結果が出ています。
一般入試の合格判定は例年70~75%。過去問で対策を行い、70~75%を安定してとれる力をつけることが最大の対策です。
国語/法政第二の入試問題出題傾向と対策
法政第二の国語も問題構成は大問3問構成。例年、漢字・言葉の問題、評論読解、小説読解が出題されています。その傾向は変わることがありません。
法政第二の学校説明会では、中・高・大学の10年教育を標榜しているため、トリッキーな高難度の問題を解ける子どもを求めているのではなく、基礎学力を丁寧に身に着けたバランスの良い後伸びする子を求めているという表現を何度も耳にしました。
そういった学校が求める生徒像を備えた子どもは、漢字や言葉の問題をおろそかにせず、評論と小説の両方のどちらでも対応できる力がある子ということなのでしょう。
また、法政第二の国語の問題はかなりの長文。「普段から、長い文章を短時間で正確に読める訓練が大切」なのだそうです。
また、「設問に対して問題文の中に根拠を探して論理的に答えらるようにしておいてください」というコメントもありました。
設問が筆者の考えを聞いているのに、自分の考えを答えるようなケースも例に挙げられていたので、そういった設問を想定しているのかもしれません。
算数/法政第二の入試問題出題傾向と対策
法政第二の算数の入試問題は大問6問構成。計算(基本)、文章題、図形。が出題されます。計算の部分ではあえて(基本)と表記しているので、ここでも難問ではなく基本的な学力を問う問題が出題されます。
また、2018年度入試から途中式を書く問題を取り入れるほど、式を丁寧に変形して論理を展開していく力を重視しています。
「文字や式を丁寧に書くことは徹底して身につけてください」「自分の字の汚さで計算ミスをするほどもったいないことはありません」というコメントもあったほどなので、基礎に忠実に丁寧に取り組むトレーニングが必要です。
理科/法政第二の入試問題出題傾向と対策
法政第二の理科の入試問題は、生物・地学・物理・科学の4分野から出題されます。理科の対策は一言「苦手をなくしましょう」とのコメント。
苦手なことにも取り組んでいく中で、勉強の楽しさを身に着けてほしい、そんなメッセージが入試にも現れています。
社会/法政第二の入試問題出題傾向と対策
法政第二の社会の入試問題は、地理・歴史・公民の3分野から出題されます。社会も理科と同様に苦手なテーマをなくし、また、ただの暗記ではなく「なぜそうなるのか?」を考えながら勉強することを意識してください。とのことでした。
帰国生入試/法政第二の入試問題出題傾向と対策
法政第二の帰国生入試は、外部には一切公表されていないため、過去問に取り組むことはできませんが、「一般入試に準ずる」と考えてほしいとのこと。
難問奇問はなく、基本問題の割合が一般入試よりも大きくなります。合格の目安は6~7割。入試対策は一般入試の問題を使って行うのがいいのだそうです。
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