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夏期講習がはじまって10日ほどの間で2回の遅刻の後、今度は塾を休んでプチ家出した我が家の中学受験生。
プチ家出も何度目⁉という我が家の対処法。

プチ家出のきっかけは、親が「一行題や計算をやって夏期講習に行こう」と言ったことからの閉じこもり

小6の夏休み。夏期講習が始まると、「受験の天王山」という親の焦りと子供ののんびりとした気持ちにさらにギャップが生まれがちだからか、早々に家出事件が勃発しました。

きっかけは、「今日は早く起きられたから、塾に行く前に毎日の一行題や計算をやろう」という親の一言。

夏期講習を1週間で2回遅刻しているとはいえ、それなりに頑張っていた子供も疲れてきたのか、とたんに子供が死んだような形相に。

そこからごろごろがスタート。

問題をやっていくどころか家を出る時間になっても動かないので「時間だよ」と言っても、「早くしよう」「もう計算はいいから夏期講習へ行こう」と言ってもピクリとも動きません。

親の私に見える、こういうときの子供の心のイメージは上のイラストのようなもの。

こういうときに何をいっても心に届きません。

最近は「あっ! 殻に閉じこもりそう」と思うと、こちらもさっと引いておいておくようにしています。

閉じこもってしまったものを、外に連れ出すことはどんなに手を尽くしても言葉を尽くしても本人がその気にならないと絶対に無理だと身に染みています。

このときの子どもの心は見た目の閉じこもって無気力な様子とは裏腹に「やるべきか」「やらざるべきか」逡巡しているように見えます。

最後には「やるべき」といきつくことが本人にもわかっていて、それでも気持ちが乗らないのを自分で飼いならして、納得してようやく出てきます。

納得には子供によってパターンがあって、この子の場合はとにかく眠りたいだけ眠るとか、誰かに別のところに連れ出しもらって気持ちを切り替えるといったことが効く場合が多くて、父親や姉がカフェや図書館に連れ出したりするのはこの子の心によく届きます。

私が声かけする場合には好きな食事を作ったりして、「勉強しよう」ではなくて、とにかく「食べよう」「大好きな〇〇ができたから冷めちゃうよ!」とか、「お風呂に入って気持ちよくしよう。髪の毛を洗ってあげるよ」といった声かけがこの子の心に届きやすく、閉じこもったところから出てくるきっかけになりやすいです。

イメージでは、「勉強をやるべきか」「やらざるべきか」の天秤にかけている子供の気持ちを、「ここでぐずぐずしているか」「美味しいものを食べるか」の天秤や、「ここでぐずぐずしているか」「お風呂に入って気持ちよくなるか」の天秤に変える声かけや状況を作るイメージ。

ふっと自分で閉じこもった心の殻の外に出られると、子供も自分で気持ちを比較的簡単に飼いならすことができて、むしろ前向きに勉強が進み始めることがこの子の場合は多いです。

しばらくしてクールダウンにプチ家出 最初はイライラしながら、考える「やるべきか」「やらざるべきか」

この日は閉じこもったのを放置していると、しばらくしてカチャリとドアが開く音がして、プチ家出に散歩に出かけた様子でした。

とはいえ夏期講習のある夏の暑い日。

さすがに散歩もしていられないと暑くてこっそりと帰宅したものの家に入りたくないと、家の外に置いてあったペットボトルなどのストックを開けて、飲んだり食べたりしながらクールダウン。

家出した子が外にあるストックの炭酸を開けるプシュっという音が響くのに笑ってしまうと同時に、コロナ禍以来置き配にして、到着した荷物はそのまま外に置いておくストック方法にしているのですが、これはありだなと思いました。

ペットボトルを開ける音やおやつを開けるカシャカシャした音を聞きつけてが「おやつをちょうだい」と子供を迎えに行くと、「よしお家に入るぞ」となった様子でした。

猫ともにこっそり部屋にもどった後は、今度はベッドの上で1人百人一首をはじめていました。

我が家の猫は姉が小6の中学受験生のときにやってきた保護猫です。

【中学受験】猫を飼いはじめた3つの理由 セラピーキャット⁉︎(中学入試小6・11月・入試まで92日)

姉のときから本当に、我が家のとてもよいメンバーで助かります。

このタイミングで私の方からは、「遅刻してでも塾に行ったら?」と声をかけるものの無反応のため放置しておきました。

姉と父親に連れ出されてカフェで勉強

そこに父親と姉がちょうどよく帰宅し、家にいても何もいいことはないといつものようにカフェに勉強に連れ出していきました。

テンションが上がらない、勉強に集中できないときに図書館やカフェで勉強するのはこの子にとっては気分転換のスイッチになることが多いので、今回もここでようやく勉強のスイッチオン!

スイッチオン! よしやっぱり頑張るぞ!

カフェで姉と父親に好きなものをたっぷり食べさせてもらって、そこからは勉強をやりまくって帰宅しました。

父親はその間に塾&個別の先生に相談へ

カフェで姉と次女が勉強している合間に父親は塾に面談に出かけたそうです。

夏期講習の授業の前後に声かけをしていただくようにご相談しつつ、あと2週間後には過去問に追い込んでいく段階に入るので、なんとか2週間頑張りましょう! と先生に言っていただいたとか。

【中学受験・転塾】質? 量? 検討ポイント(1)

小2から4年間通ったサピックスを次女が退会して転塾しました。長女も3年間お世話になりました。親子で大好きな塾でした。

転塾を決めた理由は別途書きますが、転塾のポイントになった「質か量か」について書きます。

【中学受験・算数】リタイヤ・やめる・転塾前に試すべき3つのこと

中学受験の勉強を進めればすすめるほど、前はあれほど楽しくできていた勉強をするのが難しくなりました。

この経験を経て、我が家は転塾に向かいました。今では前向きに勉強できるようになったので、塾の仕組みが子供にその時には合わないということもあります。

そのことと向き合うのはなかなかツライことでしたが、転塾する前に先生に相談して本当によかったと思っています。

蛇足ですが、塩対応と言われがちなサピックスの先生たちですが、本当に長い間ささえてもらっていたなと、思い出せば出すほど感じます。

転塾する前に検討するのもあり! 個別指導!

転塾するのは、新しい塾を探すのにも、塾の先生に慣れるのにも、塾の友達になれるのにも、とても時間がかかりました。

また、子供の気持ち的にも転塾したくない! という気持ちが大きくあった気がします。

そんなときにブリッジのように利用したのが個別指導です。

これまで通っていなかった個別指導に実際に通ってみると、思った以上にサピックスのお友達が多くいました。
一度にすべてを大きく変えるのは子供も不安が多いので、個別指導も挟みながら、一つの塾に固執しないで、いろいろな先生の話を聞きながら少しずつ慎重にすすめるのも一つの方法です。

一緒に対策を考えてくれる個別指導などは転塾前後には頼りになる存在です。個別指導の体験記を以下のリンク記事に詳しくまとめました。参考になるとうれしいです。

\注目の個別指導/

塾に志望校別コースがない場合におすすめ! 個別指導の受験校特化のカウンセリング

中学受験塾に行きながら受験勉強をするお家が多いと思いますが、学校の入試問題を実際に解いて詳しく分析してくれるのが、SS-1の志望校到達度カウンセリングです。

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